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猫の映画

NYで猫を描き続けた日本人ホームレス画家「ミリキタニの猫」を観てきました

こんにちは。
ニューヨークの路上の画家、つまりホームレスとして猫を描き続けた日本人がいるのはご存知ですか?
彼の名はミリキタニさんといいます。
そのミリキタニさんのドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」と絵画展を観てきました。
最初は単純に猫の映画を観たいという気持ちだったのですが、内容はとっても深く、本当に素晴らしい映画でした。
何度でも観たい、多くの方に知って欲しいと思える映画ですのでご紹介します。

ミリキタニってなあに?

ニューヨークの路上で来る日も来る日も猫を描き続けている日本人アーティストがいました。
80歳のおじいちゃんです。
彼の名前はミリキタニ。
”ミリキタニ”って名前?苗字??私は漢字すら全く想像できなかったのですが、三力谷という珍しい苗字でした。
アメリカ生まれ、広島育ちの方です。
そしてなぜかニューヨークでホームレスとして生きています。
過酷な環境下のホームレスなのに、決して人からお金を恵んでもらったりはしません。
絵も売りつけたりしません。
仲良くなった人、親切な人には自ら絵をあげてしまうほどです。
とても誇り高く生きています。
ボランティアが配る食事の配給を待つ間すら絵を描き続けます。
ミリキタニは、ニューヨークでひたすら絵を描き続ける画家なのです。

映画「ミリキタニの猫」の感想

▲田端の映画館「シネマ・チュプキ」で観てきました。

 

世界貿易センターに近い路上で絵を描き続けていた彼は、あの、9月11日の出来事の最中でさえも手を止めません。
そんな彼を見かねて自宅に招き入れたのが「ミリキタニの猫」という映画の監督をしたリンダさんでした。
彼女は映画を撮ろうと思ってミリキタニに声をかけたのではありません。
本当に偶然の出会いのきっかけが、ドキュメンタリー映画になったのでした。

彼の絵には、日系人強制収容所、広島の原爆、そして猫が多く登場します。
ミリキタニが、なぜそれらを描き続けるのか、どうしてホームレスなのか、なぜニューヨークなのか、そんなことがあきらかになっていきます。

そして、彼の信念、自分はアーティストなんだという誇りに本当に心を打たれます。
本当のアーティストというのは湧き出る想いを止められない人のことをいうのだなと感じました。

お金はないはずなのに、とってもおしゃれなミリキタニの姿も必見です。

新作映画「ミリキタニの記憶」の感想

同時に、新作の短編映画「ミリキタニの記憶」も観ました。
この映画ではミリキタニの過去を辿っていきます。
ミリキタニの親族も出てきます。
日本で描いていた作品とニューヨークの路上で描いていた作品の画風が全く違うことにも驚かされます。
だけれども「描きたい」という気持ちがどちらも伝わってきます。
ミリキタニが最後に飼っていた三毛猫さんも沢山登場します。
モフモフしたくてたまらなくなります!

この新作映画「ミリキタニの記憶」の監督Masaさんが急遽会場にいらっしゃって、トークショーもして下さいました。

▲ジンギスカン風の帽子を被っている方がMasaさんです。

「ミリキタニの猫」の監督のリンダさんからのメッセージも読んで下さいました。
リンダさんとMasaさんがミリキタニと深く関わり、一番近くにいたことが分かります。
Masaさんはとても気さくな方で、トークショーの後、他のお客さんと共にミリキタニ絵画展まで一緒に行って下さいました。
終始、私たちの沢山の質問に丁寧に答えて下さったり、ミリキタニのことを沢山教えて下さいました。
本当にラッキーなひと時でした。

ミリキタニの絵画展

絵画展は映画館から徒歩8分程のOGU MAGというギャラリーで開催されていました。

目の前でミリキタニの作品を鑑賞できるなんて本当に幸せです。

同じ場所を描いているのに、ある日を境に情景が変わっていきます。

 

作品のほとんどはボールペンとクレヨンで描かれています。
路上生活だったこともあり、滲まない道具を選んでいた様です。

広島の柿、鯉を多く描いているのもミリキタニの特徴です。

今後のミリキタニのDVDや絵画展の情報

トークショーの際にDVDを希望する声も出ていました。
残念ながら現在は絶版になっている様です。
しかし!
ここ数ヶ月のうちに再販が予定されている様ですので、情報が入り次第こちらのブログでもお伝えしていきたいと思います。
そして!
2019年4月2日~12日、新宿でミリキタニの写真展の開催が決定しています。
今回の写真展よりも大規模なものになるとのことですので期待しましょう!
こちらの情報も入手次第お伝えしていきます。

映画も引き続き全国各地で上演して欲しいです。
小学校などにも持ち掛けているそうですが、偏った見方をして抗議する親御さんも多いので先生が怖気づいて導入するのがなかなか難しいそうです。(色んな見方があることを学ぶのが学習じゃないんですかねっ!)(*`へ´*)
上演情報が入りましたら、こちらもお伝えしていきたいと思います。

最後に

絵画展まで一緒にご一緒した70代くらいの女性も「猫が好きだからこの映画を見に来た」とおっしゃっていました。
ですが、内容にも非常に感動して、とってもいい映画だと繰り返しおっしゃっていました。

私も久しぶりに何度も観たいと感じた、すごくすごく素敵な作品でした。
猫好きに限らず、子供から大人まで、ぜひ観ていただきたい、とてもおすすめの映画です。

「ミリキタニの猫」公式サイトは⇒こちらです。

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