寒い季節になると頭を悩ますのが猫さんの寒さ対策ではないでしょうか。
猫はこたつが好きというのは有名な話ですが、ニャンと猫専用のこたつがあるんですよ!
私が働くペット用品店でも毎年大人気の商品です!
とは言え、気まぐれな猫さんだからほんとに使ってくれるのか心配になりますよね。
そこで 我が家の猫3匹が実際に使ってみたリアルな感想をお伝えしていきます。
体重ごとのサイズ感もご紹介するので参考にしてみて下さい。
物騒な話ですが、猫さんがこたつで死亡してしまった、、、なんて噂もありますが、その真相や注意点についてもお伝えしていきます。
でもさ~、猫用じゃなくても人間用のこたつがあればいいんじゃない?って思う方もいるかもしれません。
猫用こたつと人間用との違いもあわせてご紹介しますね。
著者のプロフィールが気になる方はこちらをチェックして下さい。
→ペット用品店勤務 TOMOMIの詳しいプロフィール
猫用こたつを我が家の3匹が使ったみた感想と大きさの目安
猫用のこたつはいくつかのメーカーから販売されていますが、我が家で使用しているのはキャティーマンの「ねこの夢こたつ」です。
ねこの夢こたつが届いた途端、早くもみんニャ興味津々。
続々と寄ってきました!
ニャンか変なの届いたにゃ~
ニャにこれ~??
それでは早速中身をご紹介していきます。
猫こたつはとってもシンプルな作りで4点で構成されています。
こちらが本体の天板。
大きさは45センチ×33センチです。
こちらが こたつの足の部分。天板に差し込むだけです。
高さは30センチです。
そしてこちらが こたつ布団。
敷布団までついていますよ。
組み立て方は至って簡単です。
4本の足を天板に差し込みます。
足の底には、敷きマットがずれない様にマジックテープが付いています。
最後にこたつ布団を掛けます。
こたつ布団は足に結びつけてずれない仕様になっています。
これで完成です!
ほんとに、ものの5分で猫こたつが完成しました!!
実は私、購入する時に勘違いしていたんです。
商品の箱に設置サイズ「110×80×32センチ」と書いてあったので「結構大きいね~。部屋のスペース広く空けておかなきゃね~、組み立ても複雑なのかな?」と思っていたんです。
ところが、実はこの設置サイズとは、掛け布団を床に広げた際の最大サイズなんです。
なので実際には天板サイズの大きささえ確保しておけば置ける大きさで、それほど場所も取らないです。
組み立ても足を差し込む&布団を被せるだけのごくごくシンプルな作りで、女性でも5分もあれば組み立てできるものですのでご安心下さい。
(こんな勘違いするの私だけかしら?笑)
では、肝心の猫さんの反応はいかがなものか見ていきましょう!
まずはお決まりの匂いチェックが入ります。
くんくんくんくん。
茶トラ君の合格が出ました!
布団を持ち上げてあげるとあっさり中に入っていきました!
この茶トラ君は6キロオーバーの大型猫さんなので、中に入るとひとりで満席といった印象のサイズ感です。
次に白三毛さんがやってきました。
やはり匂いチェックは欠かせません。
くんくんくんくん。
こちらも合格の様です!
すっかり気に入ってしまってしばらく出てきません。
この白三毛さんは3キロです。こたつの中はまだ余裕があり、3キロ程度の子なら2頭入れるサイズだと思います。
続いてパステル三毛さんがやってきました。
この子はお外の過酷な環境で暮らしていた経験がある子で、警戒心がかなり強くてあらゆるモノを怖がります。
ところが、、、
あっさり入ってくれました!!
3頭の中でも この子が一番猫こたつを気に入っていて毎日独占しています。
このパステル三毛さんは3.8キロです。
体格はそれほど大きくないのですが、長毛で体も尻尾も毛のボリュームがあるので一人でゆったり使うのにちょうど良さそうなサイズ感です。
とは言え、2頭一緒でも問題なく使える広さです。
実は猫こたつは中だけでなく上に乗ってもポカポカなんです!
こたつの中と上でぬくぬくくつろいでいる姿を見られるのは本当に嬉しいです。
猫こたつで死亡という噂は本当?
物騒な話ですが、こたつの中で猫さんが死亡していた、、、という悲しい話を耳にしたことがあります。
原因は脱水・熱中症・やけど・コードによる感電などが言われています。
猫さんは暑いと感じると自ら外に出てきますが、高齢の猫ちゃんや体が不自由な猫ちゃんは思う様に体を動かせず、気付かぬ間にこれらの症状を引き起こしてしまう危険性があるのです。
メーカーにもよりますが、私達が使用するこたつの内部の平均温度は40度くらいだそうです。強だと60度にもなるものもあります。
ほとんどの猫さんは体全部でこたつに潜るので、私達人間が思う以上に体に熱がこもってしまう可能性があることを理解しておきましょう。
猫さんに人間のこたつを使わせる危険性を知るとなんだか怖くなってしまいますが、以下の様な対策をすれば大丈夫なので安心して下さいね!
・小まめにこたつの中の猫さんの様子を見てあげる
・一緒に使う時も、このこたつぬるいな~と思える位の温度設定で人間は我慢する 笑
猫用こたつは安全?人間用との違いやおすすめポイントは?
では、猫用のこたつはほんとに安全なのか?
人間用のこたつとどんな所が違うのか?
をご紹介していきますね。
猫に適した温度設定
猫用こたつは温度設定は30度くらいにされているものがほとんどです。
この温度は人間だとすごくぬるく感じる位なのですが、この温度はペットが快適と感じる温度なのです。
これじゃ寒いんじゃない?と思ってホットカーペットや床暖房などを併用する必要はありません。むしろ、温度が上がり過ぎてしまう恐れがあるので絶対にやめましょう。
ねこの夢こたつには自動温度コントロールがついているので、暑くなりすぎることもなく安心ですし、猫さんをいつでも適温に保ってくれるのです!
猫の目に優しい
人間のこたつをのぞくと赤く光っているものも多いですよね。
しかもまぶしい!!
あれって、実はライトや電熱線を赤くして暖かさを演出している、心理作戦なんです。
猫用こたつにはそんな演出は不要なので中は暗いです。
猫さんがもぐってもまぶしくないし、猫の目に優しいし、ゆっくり眠れる仕様になっています。
金属製のコード
噛みつき癖のある猫ちゃんだとコードを噛んで感電してしまったり、やけどのリスクがあります。
猫用こたつは、噛みつきから守る金属製のラセン管で作られているので安心です。
ヒーターが皮膚に直接あたらない
猫用こたつはヒーター保護網がついているので、直接ヒーターが皮膚に当たらないようになっています。
私も最初、どこにヒーターがあるの?と思ってしまった程です。
直接ヒーターが当たらず、遠赤外線が猫さんの体を温か~く、じんわ~り包み込みこんでくれるんです。
電気代が安い
人間用のこたつは最低でも100W~300W消費し、1時間あたりの電気代の目安は2.7~5.4円だそう。(出典:Looopでんき)
2.7円×8時間使用の場合21.6円ほどです。
猫用こたつは18Wなので、8時間使用してもたったの3.9円という省エネ設計!
電気代が高騰していますが、猫こたつは家計に優しいから気兼ねなくつけてあげられます。
楽天で買える猫用こたつ
色々なメーカーから猫用こたつが販売されていますが、上記でご紹介した様な ペットの安全性を考えて作られているものをいくつかご紹介しておきますね。
マット:幅55cm×奥行43cm
電源コード:1.8m
<<おすすめポイント>>
・電気代が安い
・自動温度コントロール
・コンパクトなので色んな場所に置ける
・10年位使っているというレビューも多し!
ふとん:幅122cm×奥行112cm
マット:幅55×奥行43.5cm
電源コード:1.8m
・布団にワイヤー入りなので入口が作れる。
・ON/OFFスイッチがあるので操作しやすい。
・60×48.5センチなのでゆったりタイプ
本体:幅45×奥行33×高さ30cm
ふとん:126×126cm
電源コード:約 210cm
※マットの付属なし
<<おすすめポイント>>
・布団にスリットがあるので出入りしやすい
・ON/OFFスイッチがあるので操作しやすい。
・電源コードが長い
最後に
実は私、猫専用のこたつって人間用をコンパクトにしただけのモノでしょ?と思っていたんです。
そして、ちょっと高いよね、、、と感じて何年も購入を躊躇していたんです。
でも、猫専用であるという根拠や安全性が分かったら全く迷いがなくなりました。
実際、我が家の猫さん達は毎日こたつを取り合いになる程愛用してくれているので購入して本当に良かったな、早く買ってあげなくてごめんね~と思った程です。
今年もすでに活躍してくれています。
猫さんが幸せそうに寝ている姿って本当に愛しいですよね。
猫用こたつ、おすすめですよ!