猫飼ってみたいな~
まったくの初心者だけど私にも飼えるかな?
大丈夫!
猫を飼う前に適切な準備を行えば、幸せな猫との暮らしが実現できるよ。
ペット用品店に勤務の私が、初めて猫を飼う方に実践的なアドバイスをしていくね!
わたしは子供の頃から猫と一緒に育ち、現在は3匹の猫と暮らしています。
猫との生活は言葉で言い表せないほど幸せ。
一家に1猫制度があればいいのに… と真剣に思っているくらい皆さんに猫との生活をおすすめしています。
しかし、猫と一緒に暮らすには責任が伴うため相応の準備が必要です。
本記事では、猫の迎え方や初日までにしておきたい準備、迎えた当日からのしつけ、お手入れ方法について解説します。
ペット業界で働いているからこそ分かる、現場でしか知りえない裏話もしています。
これから猫を迎える予定の方には是非参考にしてみて下さいね。
著者のプロフィールが気になる方はこちらをチェックして下さい。
→ペット用品店勤務 TOMOMIの詳しいプロフィール
猫を家族に迎える前の心構え
猫を家族に迎える前に、次の3点を理解しておきましょう。
- 長期的に責任を持つ覚悟
- 猫の生活にかかる費用
- 猫の性格と種類
これらを事前に理解しておけば、猫との幸せな暮らしが実現できます。
長期的に責任を持つ覚悟
猫を家族として迎えるには、大きな責任が伴います。
猫の平均寿命は15年以上です。
飼い主は猫が生きる間、バランスの良い食事や適度な運動など、毎日のケアや注意が欠かせません。
避妊や去勢手術、定期的な健康診断も重要です。
高齢になるほどケアが必要になり、家庭環境の変化にも対応しなければなりません。
楽しい時ばかりではなく、辛い時も大変な時もあるかもしれません。
猫を飼う上で予期しなかった問題に直面することもあるでしょう。
「最期までずっと一緒に」という覚悟を持つことが大切ですね
日々の生活にかかる費用
猫のお世話には多くの費用がかかることを認識しておきましょう。
猫の年間の平均費用は約16万円という統計があります(参照:アニコム「家庭動物白書」)。
猫の寿命は平均15年ですので、生涯にかかる費用は約240万円くらいと計算できます。
ご飯や猫砂などの日常的な出費からワクチン接種、病気や事故に備えた保険までさまざまです。
日々の生活にかかる費用は猫の健康や幸福の維持に必須です。猫を迎える前にきちんと計画する必要があります。
留守番や旅行時のペットホテルやペットシッターの利用も念頭に置きましょう。
トリミングサロンでのお手入れが必要な猫種を飼う場合は、追加のコストも想定する必要があります。
猫の年齢や性格と種類
飼い主の性格やライフスタイルによる相性も、猫選びにおいて重要です。
猫の年齢や性格、種類も飼う前に理解しておく必要があります。
猫は一日中寝てるからお留守番も平気よね?
子猫は好奇心のかたまりです。
1歳を過ぎるくらいまで何にでも興味を持ってじっとしていませんので、いたずらやケガをしてしまうこもあります。
朝昼晩遊んで欲しいという子が多いので、お仕事などで家を長く空けるご家庭だと寂しい思いをさせてしまいますし、問題行動につながることもあります。
小さなお子さんがいる家庭だと、じゃれた時のひっかき傷などに注意が必要になるかもしれません。
1歳を過ぎたおとな猫(成猫)は性格も行動も落ち着いている子が多いです。
ひとりでお留守番もできます。
成長が終わっているので、体の大きさや毛色も想定内です(一部の大型猫種は数年かけて成長します)。
甘えん坊、ツンデレなど性格も分かっているので、飼い主さんや先住動物との相性も分かります。
一方、子猫に比べると新しい環境に慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。
長毛の猫、優雅な感じで憧れてるの
短毛種か長毛種かも考えておきたいところです。
一般的に長毛種の方がお手入れに手間がかかります。
長毛種は頻繁にブラッシングしないと毛が絡まりフェルト状になってしまいます。
食事や排せつで胸まわりやお尻の毛に汚れがついてしまうこともありますので、それらを除去するお手入れが必要になることもあります。
足の裏毛も長いからフローリングで滑りやすいの。対策も考えてね。
家族構成、生活スタイル、住宅環境と相性の良い猫を選ぶことが大切です。
- 手間がかかるけど幼猫から育てたいなら子猫
- あまり手間がかけずにゆったりと飼いたいならおとな猫(成猫)
猫を迎える3つの方法
ペットショップで見てたら割引するよって言ってくれた!
猫を迎える方法として、次の3つがあげられます。
- 保護猫
- ブリーダー
- ペットショップ
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご自身に適切な方法で猫を迎えましょう。
いずれも事前に猫の経歴や健康状態を理解しておくことが大切です。
保護猫
保護猫を家族に迎えるのは、命を救う素晴らしい選択です。
保護猫の多くは、飼い主に捨てられたり、親とはぐれてしまい野良として生活したり、暑さ寒さの中たったひとりで頑張ってきた過去があったりするため、安心できる家と愛情を求めています。
保護猫を飼う場合は時間をかけて愛情を注ぎ、信頼関係を築く必要があります。
保護猫は主に動物保護施設や保護猫カフェ、シェルターから譲り受けることができます。
- 健康状態チェックやワクチン接種、去勢・避妊手術が済んでいる子が多い
- 譲り受ける費用は比較的低コスト
- 成猫も選択できるので事前に性格が分かる
- 共働きなど、お留守番をさせる機会が多い家庭でも成猫という選択肢がある
- 雑種の子が多く、純血種より平均寿命が長い傾向
- 過去の辛い経験から人間を恐れる猫、なかなか心を開いてくれない子もいる
- 両親が不明なので遺伝子的にかかりやすい病気が分かりにくい
- 保護団体によっては家の中を見せなければならない、年齢制限など譲渡の条件がある場合がある
<裏話>
繁殖業者やペットショップが不要となった犬や猫を保護猫などと偽って「販売」しているケースが増えています。
保護猫を家族に迎え入れたいという善意を悪用されない様に慎重に見極めて下さい。
たとえばこんな条件を出して譲る保護団体には注意!!
- 純血種ばかりしかいない
- 一定期間フード購入の契約をさせられる
- 寄付を強要される
ブリーダー
猫をブリーダーから迎える場合は、猫の詳細情報を得ることができます。。
血統や健康状態、アフターケアや育て方のアドバイスを受けられるので初めて猫を飼う人には心強いでしょう。
信頼できるブリーダーを選ぶには、評判や顧客のレビューを調べることが重要です。
必ずしていただきたいのは、親猫や兄弟猫、飼育環境を見ること。
悲しい現実ですが、お金儲けの為に産ませることだけが目的で、ひどく劣悪な環境で親猫を飼育していたり、病気を隠しているブリーダーも少なくはありません。
親猫や飼育環境を見ることでブリーダーの本質を確認できます。
親猫や飼育環境を見せてくれないブリーダーは選択から外しましょう。
- 飼いたい猫種が決まっていれば確実に見つけることができる
- 親猫を見ることで成猫になった時の大きさなどがイメージできる
- 猫種ごとの遺伝子病気リスクなども知ることができる
- アフターケアや育て方アドバイスを受けられる
- 純血種しか選べない
- 比較的高額
- 購入前提でないと見学させてくれない所も多い
- 今いる子達の中から選ぶことになる
- 劣悪な環境で飼育しているブリーダーの見極めが難しい
ペットショップ
ペットショップで猫を選ぶ際は、健康診断やワクチン接種が済んでいるか確認しましょう。
購入後のアフターケアやサポート体制の充実度も確認しましょう。
スタッフから適切な知識やアドバイスが得られ、猫を快適な環境で飼育できている店舗であることが重要です。
うんちがいつまでも放置されていないか?具合の悪そうな子がいないか?店内の臭いはきつくないか?などもお店の良し悪しを判断する目安のひとつになるでしょう。
<裏話>
私はペット用品店で販売をしていますが(生体販売はなし)、近隣に生体販売していペットショップがあることが高確率であります。
耳を疑う販売方法をしているペットショップも沢山目にしてきました。
「あの彼女は来月誕生日だって。彼氏にプレゼントで買わせよう」
「抱っこさせれば離せなくなるはず」
「この猫は不細工だから早く売っちゃおう」
「今月のノルマあと2匹で商品券ゲットできる~!!」
……。
決して誇張でも珍しい話でもない実話です。
ペットショップは生体を販売することで利益を出します。
店頭ではとっても小さくて可愛い子たちがショーケースに並べられていて心躍りますよね。
どうか冷静に判断してお迎え下さいね。
- 一度に沢山の猫種を見て選ぶことができる
- 近隣にグッズショップがあることが多いので用品の相談がしやすい
- 店のノルマ達成の為に販売される場合がある(学生アルバイトも多い)
- 保険に強制加入させられる場合もある
- スタッフは子猫時期の飼育経験しかなく、成猫になった時の知識が薄い場合がある
- 母猫や兄弟と早く別れているので噛んだりチカラ加減が分かっていない子もいる
猫を迎える日までに準備する環境と用品
猫を迎えることが決まったら、お迎え日までに次の7つを準備してあげてください。
- 必要なものを用意する
- 猫が安心して快適に暮らせる環境を作る
- 危険なものを排除しておく
- 脱走対策をする
- 動物病院を確認しておく
- しつけ方を理解しておく
事前に備えておけば、猫はあなたのおうちでストレスなく新たな生活を始められるでしょう。
必要なものを用意する
猫を飼う前に揃えておきたい必要なアイテムは次のとおりです。
- キャットサークル(ケージ)
- トイレ
- 猫砂
- ベッド(クッション)
- 爪研ぎ
- 運搬用キャリーバッグ
- 猫用おもちゃ
- ご飯皿
- 水飲み皿
- お手入れ用品3種 (爪切り、ブラシ、歯のケア用品)
- キャットフード
- フード計量はかり
- シャンプータオル
- そうじ用品
- うんちが臭わない袋
- 消臭剤
- 首輪
- ハーネスとリード
- キャットタワー
以上のものが揃っていれば猫との新しい生活をスタートする基盤が作れます。
快適な環境を提供し、猫との幸せな暮らしを目指しましょう。
必要なものについて、以下の記事で詳しくご説明しています。
>>【初心者向け】猫を飼う準備と必要なものリストをくわしく解説!
猫が安心して快適に暮らせる環境を作る
猫の性格や種類に応じた環境作りは、猫の幸福度と健康に直結します。
猫は自分のテリトリーを持つ習性があるので、安全で快適な空間が必要です。
猫が落ち着ける隠れ場所やサークル(ケージ)、キャットタワーの設置を検討してください。高く登れる場所や隠れ場所があることは猫の運動不足の解消やストレス軽減にも有効です。
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室温を適切に管理し、夏は涼しく、冬は暖かくすることで、猫が快適に過ごせる環境を作れます。猫がリラックスして過ごせる家庭環境を作ってあげてください。
>>夏の留守番 熱中症対策 室内でも注意してあげたい3つの事
>>冬のお留守番 暖房つけっぱなしがいい?おすすめ器具も紹介
危険なものを排除しておく
猫が家の中で安全に過ごせるよう、危険なものは事前に排除しましょう。
猫に有毒な植物は家から取り除いてください。猫が誤って食べると中毒症状を引き起こし、最悪な悲しい事態…になる可能性があります。
小物や紐類など猫が誤飲する危険がある物は片付け、猫が触れられない場所に保管します。そうじ用の化学薬品や医薬品も猫の手の届かない場所に保管し、事故を防ぎましょう。特に子猫のうちは目にするもの全てがおもちゃになります。誤って危険な物を口にしないように防ぎましょう。
猫用おもちゃだとしても誤飲しない様に出しっぱなしは避けましましょう。
また、猫は騒音や強い香りが嫌いですので最小限に抑えましょう。
脱走対策をする
猫は新しい環境に対して警戒心を持つ一方で、非常に好奇心が強いので外の世界にも興味を持ちます。特に、保護猫出身だと外の世界が恋しくて仕方がない子も少なくないです。
どこから迎えようとも脱走防止策を講じることは非常に重要です。
猫の脱走はまさに一瞬の隙です。
一瞬の油断で一生会えなくなってしまった…
私もそんな悲しい経験をしました。
窓や玄関のロックを確認し、猫が簡単に開けられないようにしましょう。
窓には脱走防止フェンスや網戸ロックを設置することで、猫が外に出られないようにしてください。
網戸ロックは猫が網戸を開けるのを防ぐだけでなく、取り付けも簡単です。
玄関には脱走防止パーティションを設置することを検討してみてください。人が出入りするときにも猫が外に飛び出すのを防げます。
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まだ家に慣れてない時はサークルでお留守番してもらった方がいいね
動物病院を確認しておく
環境が変わった猫は体調を崩すことも珍しくありません。
緊急時に備えて、動物病院の連絡先を手元に置いておくことも大切です。
突発的な問題が発生した時は誰しもが冷静でいられなくなります。
猫が体調を崩すのは夜間かもしれません。休日かもしれません。
車で行く病院を想定していても、たまたまお酒を飲んでいる日かもしれません。
そんな、もしもの時に迅速に対応できる近隣の信頼できそうな動物病院、タクシー会社をいくつかピックアップしておくと安心です。
自分で外猫を保護して飼うことになった場合は、すぐに健康診断を受けるために初診の予約を取りましょう。
健康診断は猫の健康状態を把握し、怪我や病気を早期に発見してあげるためにも重要です。
猫のしつけ方
しつけは犬と同じ方法でいいかしら?
基本的に猫は犬の様に厳密なしつけが必要な動物ではありませんが(自由こそ猫様!)、猫を迎えた直後からやっておくと、猫との暮らしがより快適になることをご紹介します。
- トイレのしつけ
- 爪とぎのしつけ
- 噛み癖のしつけ
- 夜鳴きやストレス行動へのしつけ
トイレのしつけ
猫砂を置いておくと本能で直感的にそこがトイレだと覚えてくれますので頭を悩ますことは少ないと思います。(これはホントにすごい能力!)
ただ、おうちに来た直後はどこがトイレか分からなくて失敗してしまう場合があります。
お迎えする所(保護猫団体、ブリーダー、ペットショップなど)から使用済みの猫砂を少しもらっておきましょう。
その猫砂を新しいトイレの猫砂の上に置いておきます。
匂い付けができるので、格段にトイレの失敗はなくなります!
食後や遊んだ後にトイレへ誘導するなど、猫がトイレの場所を覚えられる方法を確立するのも良いでしょう。
適切な猫用トイレや猫砂を選び、静かで落ち着く場所に設置することも重要になります。
失敗しても叱らず、消臭して再発を防ぎましょう。
猫を複数飼う場合は、猫の数+1個のトイレを用意してください。
猫は大変きれい好きなので、定期的な清掃と衛生状態の維持が不可欠です。
爪とぎのしつけ
猫は爪とぎによってストレスを解消し、爪の健康を保っています。
爪とぎは猫の本能ですので、爪とぎをやめさせることはできません。
適切なトレーニングを行えば、家具などを傷つけずに爪とぎの習慣が身につきますので、必ず爪とぎボードなどを用意してください。
迎えてしばらくはサークル内で過ごさせるのが理想ですが、その中に爪とぎを設置しておくと、爪とぎはその場所でするものと認識していきます。
猫が不適切な場所で爪とぎをした場合は怒鳴ったりせず、爪とぎの場所に連れていき猫の両手を持って「ここでするんだよ」とガリガリ搔かせて覚えさせましましょう。
猫は起床直後に爪とぎをすることが多いので寝床の近くに爪とぎボードなどを置いてあげるのもいいでしょう。
また四つん這いの姿勢で爪をとぐのが好きな子、立った姿勢で爪を研ぐのが好きな子、スタイルは様々です。
その子の傾向に合った形の爪とぎを探していきましょう。
爪とぎの素材も好みが様々です。
段ボール、麻縄、カーペット、ソファなど布素材。
その子の好みにあったものを探していきましょう。
- 寝床の近くに置く
- 四つん這いスタイル、立って研ぐなど、その子の好みの形状を選ぶ
- 素材にも好みがあるので色々試してみる
嚙みぐせへのしつけ
猫が飼い主さんを噛んでしまう原因はいくつかあります。
- 歯の生え変わりでむずむずしている
- 手をおもちゃだと思っている
- 親や兄弟と早い時期に別れてしまい噛む力加減が分かっていない
子猫は歯の生え変わりでむずむずして飼い主さんや家具を噛んでしまうことがあります。
これは噛み癖とは言わず、成長過程で起きることなので時期がくればおさまります。
どうしても気になる場合は子猫用の「歯がためおもちゃ」を与えるのも良いでしょう。
1歳を過ぎても噛んでくる場合は癖になっている可能性があります。
おもちゃを使って適切な遊び方を教えれば、噛むことの依存を大幅に減らせます。
子猫ちゃんの前で指をゆらゆらさせたら噛んできたよ!
一番注意しなければならないのは人間の手をおもちゃにしないこと!
手は遊んでいいものだと認識していると噛み癖は治りません。
必ず猫じゃらしやおもちゃを使って遊びましょう。
噛み癖がある場合は、噛んだ瞬間に遊びを止めて離れることで、徐々に改善されるでしょう。一貫性を持ってしつけをするのがコツです。
夜鳴きやストレス行動へのしつけ
猫がずっと鳴き続けてしまうのは何らかの不満や不安を感じているサインです。
夜中にずっと鳴かれてしまうと飼い主も眠れずにイライラしてしまいますが、無視して放っておいたりケージに閉じ込めたりするのは禁物です。
犬は「夜泣きしても無視して下さい」とペットショップで言われることも多いですが、猫の場合は無視してほおっておいてはダメです。
猫はますます不安になり粗相につながったりします。
飼い主との関係を悪化させないためにも以下のことを心がけましょう。
- 体をなでたり抱っこ、ブラッシングなどのスキンシップをたくさんする
- 眠る前に5~15分ほど思い切り遊んで満足&エネルギー発散・疲れさせる
- お気に入り寝床を作ってあげる
飼い主の帰宅をずっと待っていたのに遊んでくれないなんて悲しすぎる…
遊び時間を増やし、快適な睡眠環境を整えることで夜泣きは改善されるでしょう。
罰ではなく、猫が満足する環境や心地よい疲れを与えることを心がけてください。
自ら保護した外猫の場合、猫は突然の環境変化にとまどい、怖くて外に戻りたくてずっとなき続けてしまう子が多いです。
家の子にしてあげるんだと決心したのでしたら、辛いですが心を鬼にして数日は夜泣きに耐えましょう。
必ず落ち着きます。幸せにしてあげましょう!
猫の日常のお手入れ
猫はお手入れなんて必要ないでしょ?
猫は自分で毛づくろいするし、外に行かないので手入れは必要ないと思われる方もいらっしゃいますが実はとっても大切なんです!
お手入れに慣れていないと、必要な時に指先や口元を触らせてくれません。
触られることに慣れる目的でも早い段階から始めるのが良いでしょう。
猫とのコミュニケーションの1つとして、お迎えしてから早い段階から適切なお手入れをしていきましょう。
猫の日常のお手入れは3つのポイントを押さえてください。
- ブラッシングと毛玉予防
- 爪のお手入れ
- 歯のお手入れ
ブラッシングと毛玉予防
定期的なブラッシングは毛玉を防ぎ、猫の皮膚を健康に保ちます。
猫は自分で毛づくろいした毛の3分の2を飲みこんでしまいます。
ブラッシングをしてあげることでお腹に毛がたまることを防げますし、部屋の抜け毛対策になります。
短毛種の猫なら週に一度くらい、長毛種の場合は毎日のブラッシングが理想です。
ブラシは毛質や肌の状態に適したものを選びましょう。
ブラッシングには皮膚のマッサージ効果があり、血行が促進されます。
猫とのコミュニケーションにもなり、信頼関係が深まるでしょう。
爪のお手入れ
多くの猫は爪切りが苦手です。
しかし、放っておくと巻き爪になり肉球に刺さってしまったり布に引っかかってしまったりトラブルにつながります。
定期的にお手入れを行い、猫の痛みやトラブルを避けてください。
爪切りの目安は1か月に1回程度です。
子猫は爪の成長も早いので2~3週間に1度行うと良いでしょう。
子猫のうちから爪切りに慣れさせておくとおとな猫(成猫)になっても大人しく爪切りさせてくれるようになります。
» 猫の爪切り方法を解説
私のおすすめの爪切りはこちら。
切る音も小さく、スパッと切れるので猫にストレスが少ないです。
歯のお手入れ
猫ちゃんに少しでも長生きして欲しいと思ったら「歯のお手入れ」はかかせません。
3歳以上の猫で80%、7歳以上は100%が歯周病といわれています。
歯周病は口臭の原因になるだけではなく、寿命に大きな影響があることが分かっています。
すんなり歯ブラシをさせてくれる猫はほとんどいませんので次のステップをふんでいきましょう。
- 口に触われるようになる
- 歯に触われるようになる
- 歯磨きガーゼで歯に触れられるようになる
- 歯ブラシで磨く
焦りは禁物です。
できなくて当たり前という気持ちで週1~2回から始め、徐々に回数を増やしていきましょう。
より効果を求める方は、専用フードやサプリメントを併用するのもオススメです。
まとめ
猫を家族に迎えるには、多くの責任が伴います。
猫を迎える主な方法として、保護猫やブリーダー、ペットショップがあります。
猫を迎える前に、ご飯やトイレなどの必需品を準備し、安全で快適な環境を整えてあげましょう。
また、危険物の排除や脱走対策、もしもの時に備えて動物病院のピックアップなども事前にしておくと安心です。
最初にしつけておきたいのは、トイレ、爪とぎ、噛み癖、夜鳴き対策です。
猫の健康維持には、日々のブラッシングや爪のケア、歯の掃除といったお手入れも欠かせません。
とは言え、どれも最初から完璧にする必要はありません。
ある程度、慣れの部分もありますので肩肘はらずにゆっくり焦らず行っていきましょう。
猫との暮らしは言葉にあらせない程の幸せをもらえます。
是非すてきな猫ライフを送って下さいね!