飼い方

見逃さないで!猫のストレスサイン6選と原因になる行動、解消法を解説

ねこ初心者さん
ねこ初心者さん

猫が突然ご飯を食べなくなったし、人を避けたりするの…

TOMOMI
TOMOMI

!!!
猫の毛づくろいが増えたり、粗相が増えたりしてない?

もしかしたら、それはストレスサインの可能性も…

この記事では、猫のストレスサイン、原因、解消法、よくある質問を解説します。

猫は環境の変化に敏感なため、家具の位置を変えたり、知らない人が来たりするだけでストレスにつながります。

こちらの記事を読めば、愛猫のストレスを理解し、対処できるようになります。

猫のストレスサイン

猫のストレスサイン

猫はストレスがある時に特徴的な行動をします。

猫のストレスサインを見逃さないことが、愛猫の健康を守るために重要です。

主なストレスサインは以下のようなものがあります。

  • 食欲がなくなった
  • グルーミングが増えた
  • 排せつ回数が変化した
  • 粗相が増えた
  • 人を避けるようになった
  • 攻撃的になった

食欲がなくなった

食欲がなくなることは、猫がストレスを感じているサインの一つです。

普段と異なり食事に興味を示さない場合、心理的な問題が考えられます

食欲不振は、猫の健康問題につながる可能性があるため注意してください。

長期間にわたる食欲不振は獣医師の診断が必要です。

ストレス以外にも病気が原因で食欲が落ちる場合があるため、他の症状も注意深く観察しましょう。

グルーミングが増えた

グルーミングが増えた

猫がグルーミングの回数を増やした場合、ストレスや不安を感じている可能性があります。猫は毛づくろいだけでなく、自分を落ち着かせるために体をなめるからです

白三毛さん
白三毛さん

ジャンプに失敗しちゃた時などもクールな顔しながら体なめてるよね

長毛ミケさん
長毛ミケさん

グルーミングは短期間で気分を落ち着かせる効果があるのよ

ただし、過剰にグルーミングが増えると、皮膚の炎症や脱毛につながります

舐め続けているなど頻度が多い場合は獣医師に相談しましょう。

排せつ回数が変化した

猫トイレ

猫がストレスを感じると、排せつ回数が増えたり減ったりする場合があります。

トイレ環境の変化から不快感を覚え、排せつの頻度が変わるケースも多いです。

トイレの位置や清潔さに変化があった場合に、猫はストレスを感じます。

排せつ回数の変化は、ストレスだけではなく病気の可能性もあります。

変化が見られた場合は、獣医師に相談し健康診断を受けましょう

猫が抱える問題を早期に発見し、適切に対処できます。
» 猫の健康診断ガイド

トイレ回数が分かるスマートトイレの導入も非常に有効です。
変化にいち早く気付くことができます。
>>猫のスマートトイレ徹底比較【トレッタとペットケアモニター】

粗相が増えた

不安そうな猫

猫がトイレ以外の場所で粗相をするようになった場合は注意が必要です。

粗相は、不安やストレスのサインとして現れる場合が多いです。

環境の変化が猫にとってストレスとなると、トイレを避けてしまうケースがあります。

猫の健康問題も粗相を増やす原因です。
尿路感染症や腎臓病などの病気が潜んでいると、トイレ以外の場所で排せつする場合があります。

粗相の回数が増えたら、獣医師に相談して健康状態をチェックすることが大切です。

人を避けるようになった

人を避けるようになった

猫が人を避けるようになった場合、ストレスを感じている可能性があります。

人懐っこい性格をしている猫でも、ストレスを感じると人間や他の動物から距離を取るケースがあります

普段は飼い主と過ごしている猫が、隠れる時間が増えたり、近づくと逃げたりする場合は注意が必要です。人を避ける行動は、猫が安心できる環境を求めています。

猫が人を避けるようになったときはストレスの原因を探り、適切な対策をすることが大切です。

茶トラ君
茶トラ君

強い香りをつけていない?
かまい過ぎていない?

病気を隠している可能性もあります。獣医師に相談して健康状態をチェックすることが大切です。

>>猫はストレスで死んでしまうの?ストレス原因12個チェック!

攻撃的になった

攻撃的になった

猫が何かに対して不安やストレスを感じていると攻撃的な行動をすることがあります。
たとえば以下のような行動が見られます。

  • 他のペットや人をかんだり引っかいたりする
  • なでられるのが好きな猫が近づくだけで威嚇する
  • 隠れるようになり、出てくると攻撃的な態度をとる
  • 突然の大きな音や急な動きに対して過剰に反応する

急に怒りっぽくなった場合、病気の可能性もあります。
甲状腺の異常がないか等、獣医師に相談して健康状態をチェックすることが大切です。

>>猫の代表的な病気のサイン 内分泌疾患

猫のストレスの原因

猫のストレスの原因
ねこ初心者さん
ねこ初心者さん

ストレスの原因はなんだろう…

猫のストレスの原因は主に4つの理由が考えられます。

  • 環境の変化
  • 家族の変化や来客
  • 同居のペット
  • 運動不足

環境の変化

猫 ストレス

環境の変化は猫にとって大きなストレス源です。

猫は環境や日常生活の変化に敏感で、小さな変化もストレスにつながります。

こんな変化があります。

  • 引っ越しや家の改築
  • 新しい家具や大きな家電の配置変更
  • 飼い主が在宅勤務から通勤への変化(逆のケースもストレスにつながる)
  • 照明の変化や工事の騒音

多くの人が家に出入りすると、猫は大きなストレスを感じるケースも多いです。
来客が多い場合は猫は別の部屋に連れていくなど、ストレスを感じにくい環境作りを心掛けるのが大切です。

>>猫はストレスで死んでしまうの?ストレス原因12個チェック!

家族の変化

子供と猫

家族構成の変化も猫にとって大きなストレスです。

家族構成の変化とは具体的には以下のようなものがあります。

  • 結婚で家族が増える
  • 赤ちゃんが誕生する
  • 家族が引っ越しや死別で減少する

新しい家族に猫を会わせる場合はゆっくりと時間をかけ、焦らずに猫のペースで距離を縮めてもらいましょう。

>>猫はストレスで死んでしまうの?ストレス原因12個チェック!

同居のペット

同居のペット

猫がストレスを感じる一因として、同居のペット(猫)も挙げられます。

性格が合わないペット(猫)同士が同居している場合、互いにストレスを感じます。
攻撃的な性格のペット(または猫)が同居の猫をいじめる場合があるので注意が必要です。
食事と遊びの場所で、ペット間の競争が発生するケースもあります。

同居のペットが活動的で騒がしい特性を持つと、静かな環境を好む猫にとって大きなストレス源です。

同居するペット間の相性や行動が猫のストレスに直接影響するため、性格や習性を理解し、適切に管理しましょう。


» 猫の多頭飼い成功の秘訣

>>猫はストレスで死んでしまうの?ストレス原因12個チェック!

運動不足

運動不足

運動不足も猫にとってストレスの一因になります。

室内だけで生活する猫は、運動の機会が少なくなりがちですが、猫は本来活動的な動物です。

運動不足は猫のストレスになるだけではなく、肥満や糖尿病などの健康問題リスクも高まので注意が必要です。

猫にとって運動不足は以下のような悪影響があります。

  • 精神的な不安定さを招く
  • 体重が増加しやすくなり、心臓病、糖尿病などのリスクが高まる

運動は体重を管理するだけでなく、猫の健康とストレスを管理するためにも重要です。
» 猫の室内飼い完全ガイド
» 猫の運動不足のリスクと対策

猫のストレス解消法

猫のストレス解消法

猫のストレス解消法を3つ解説します。

  • 遊ぶ時間を増やす
  • 猫の大好物を与える
  • スキンシップを取る

遊ぶ時間を増やす

遊ぶ時間を増やすことは、猫のストレス解消に効果的です。

白三毛さん
白三毛さん

家で飼い主さんをずっと待ってるのに、遊んでくれないなんて家出したくなっちゃうな…

十分な遊び時間を確保すると、猫は遊びを通じて狩猟本能の欲求を満たせ、健康維持につながります

日々の遊びを充実させるためには、適切なおもちゃを用意し、猫が好む活動を見つけ出すことが大切です。

猫が好むおもちゃは、以下のとおりです。

  • 猫じゃらし
  • レーザーポインター
  • マタタビの匂いがするぬいぐるみ

新しいおもちゃを定期的に取り入れると、遊びを飽きずに続けられます。

毎日一定のルーティンとして設定すると、猫が安心して遊びに集中できるようになります。一緒に遊ぶことで、猫は飼い主を安全で楽しい存在と認識し、信頼関係の構築にも効果的です。
» 猫との遊び方

猫の大好物を与える

猫と女性

心と体をリラックスさせるために、その子が大好きなものを与えましょう。

大好物のおやつ、またたびなどが有効です。

またたびは中毒性はありませんが、毎日与えていると慣れてしまい効果が薄れますので、数日に1回を目安にしましょう。

おやつも与えすぎは肥満につながることもあるので、1日のカロリーを確認しながら与えましょう。

スキンシップを大切にする

猫とスキンシップ

優しく撫でる、ひざに乗せる、抱っこする、ブラッシングするなど、充分なスキンシップをすることは猫に安心感を与え、ストレス解消に効果的です

スキンシップをすると人間も猫もお互いに愛情ホルモンが出てリラックスできるという論文もあるほどです。

猫は子猫時代に母猫に舐めてもらったり、お乳をもらっていた記憶がよみがえり、甘えて喉をゴロゴロ鳴らしたり、前足を使って「ふみふみ」してくるかもしれません。

猫のストレスでよくある質問

猫のストレスでよくある質問

猫のストレスに関して、よくある質問を解説します。

  • 子猫と老猫ではストレスのサインや原因に違いはある?
  • 多頭飼いをしている場合のストレス対策は?

子猫と老猫ではストレスのサインや原因に違いはある?

子猫と老猫では、ストレスのサインや原因に違いがあるのが一般的です。

子猫のストレスは以下のような環境変化が原因になることが多いです。

子猫のストレス原因
  • お迎えされる家に移動&慣れるまでの不安
  • 母親、兄弟猫との別れ

新しい家に来たばかりは過度に鳴いたり、隠れたりする行動が見られます。
これは不安からくるストレスサインの表れです。

子猫は成猫に比べ適応能力が高いですが、安心できる環境を用意し1~2週間ほど愛情深く見守ってあげましょう。

 

老猫のストレスは自身の身体的な問題や日常生活が原因になることが多いです。

老猫のストレス原因
  • 日常生活に感じる不便(段差など)
  • 身体的な健康問題

例えば、高い場所に登れなくなった、トイレの段差が辛い、関節が痛い、口内のトラブルで食事がし辛い…などがあります。

思う様に動けずイライラしたり、無気力になって寝てばかりになることがあります。

子猫には安心できる環境を用意し、老猫には身体的な負担が少ない快適な生活を支援しましょう。

多頭飼いをしている場合のストレス対策は?

多頭飼いをする際は、それぞれの猫にプライベートスペースを確保することがストレス対策です

猫は縄張り意識が強く、自分だけの安全な場所が必要です。以下の対策があります。

  • 猫ごとに食事の皿を複数用意する
  • 複数のトイレを用意する(猫の数+1)
  • 猫ごとに個別の遊びやスキンシップの時間をもつ
  • 猫同士の相性を考慮して、段階的に慣れさせる

猫のストレスサインを早期に察知し、問題が大きくなる前に対応しましょう。

新入り猫に目が行きがちですが、どんな時でも先住猫を優先しなければいけません。

ご飯、ブラッシング、呼ばれた時など、全て先住猫を優先してあげましょう。

ストレスで発症しやすい猫の病気

ストレスで発症しやすい猫の病気

ストレスは猫の健康に大きな影響を与えることがあります。

以下のような病気を引き起こすこともあります。

  • 胃腸障害
  • 皮膚炎
  • 免疫力の低下
  • 膀胱炎

胃腸障害

人間と同じ様に猫もストレスで胃腸障害を発症しやすく、以下のような症状が現れることがあります。

  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹痛
  • 体重減少
  • 元気喪失
  • 脱水症状
  • 毛づやの低下

新しいペットが家に来たり、引っ越しをしたりなど生活環境の変化があり、猫が普段と違う行動をとるようになった場合、対策を講じてあげ、症状が続くようなら早めに獣医師に相談しましょう。

皮膚炎

皮膚炎は猫によく見られる病気の一つです。
過剰な毛づくろいや脱毛、かゆみ、皮膚の赤みなどが見られます。

猫が頻繁に体を舐める場合は、ストレスを感じている可能性があります

皮膚炎に対応するには以下の対策を行いましょう。

  • 環境を整える(原因の除去、ノミ・ダニ除去)
  • 適切なケア(薬・ブラッシング・シャンプー)
  • 適切な食事(皮膚・被毛をケアする食事)

かゆみがさらなるストレスを引き起こす可能性もありますので、早期に獣医師の診断と治療を受けましょう。

免疫力の低下

免疫力の低下

ストレスが続くと免疫力が低下することが分かっています。

免疫力が低下した猫は様々な健康問題に直面する可能性が高くなります。
たとえば以下のような症状が見られます。

  • 風邪をひきやすくなる
  • 口内炎ができやすくなる
  • 雑菌やウイルスへの抵抗力が低下する

これらの症状は、猫の生活の質を著しく低下させる要因です。

特に慢性的な病気を抱えている猫にとって、免疫力の低下は病状を悪化させるリスクも。
健康管理には十分な注意をし、定期的な獣医師の診察が必要です。

ぼうこう炎

ぼうこう炎は猫に多く見られる病気で、原因は主に以下のとおりです。

  • ストレス
  • 細菌感染
  • 結石

一般的な症状としては頻尿、血尿、尿を出しにくいといったものがあります。

粗相が多い、トイレに頻繁に行ってるの尿が出ていない、トイレをする時に苦しそう、叫ぶなどの症状がみられたら早期に獣医師の診断と治療を受けましょう。

猫のストレスが大きい場合の対処法

猫のストレスが大きい場合の対処法

猫のストレスが大きい場合は環境を整備した上で適切な対処法を取ることが大切です。

  • 獣医師に相談する
  • フェロモンを使う
  • サプリメントなどを使う

獣医師に相談する

獣医師の助けを借りることで、猫の健康を守るための最善の対策を講じられます。

猫のストレスの原因や症状の正確な診断をしてもらいましょう。

病院では以下のような提案を受けることが多いです。

  • 血液検査や尿検査などの詳細な検査
  • 薬の処方や食事療法の提案

診断を受けることで早期の問題発見と対応が可能になり、ストレスがひきおこす病気を防ぐことにつながります。

フェロモンを使う

猫が強いストレスを感じている状況では、体調を崩す前に「不安を和らげ、落ち着かせる」効果がある成分を使ったフェロモンを使うのも非常に効果的です。

このフェロモン「フェリウェイ」は世界中で広く愛用されている安心できるものです。

もちろん副作用もないので日常的に使うことができます

私の勤務するペット用品店は動物病院も併設していますが、緊張している猫さんのキャリーケースに毛布を掛け、その毛布にフェロモンスプレーをかけて落ち着かせています。

このフェロモン「フェリウェイ」は上記のスプレータイプとコンセントにさすだけで部屋に拡散される2つのタイプがあります。
コンセントタイプはお部屋の中でリラックスさせたい時にも有効ですので長時間、工事音などにさらされてストレスがたまっている猫にも有効です。

>>猫を工事音ストレスから守る7つの方法

フェリウェイを使用している人の口コミが大変良いので是非チェックしてみて下さい。
>>フェリウェイの口コミを見る(楽天市場)

サプリメントを使う

サプリを使う方法もあります。

ご紹介するこちらのサプリ「ジルケーン」も世界中の動物病院で使われているもので副作用はありません。

赤ちゃんは母乳を飲むと安心してすやすや眠りますが、母乳には落ち着いたり、不安を和らげる効果があるといわれています。
このサプリメント「ジルケーン」は、その母乳効果を使ったものです。

まとめ

まとめ

猫のストレスサインは、以下のような行動があります。

  • 食事を食べなくなる
  • 体をなめる行為が増える
  • トイレの回数が増えたり減ったりする
  • トイレ以外の場所で排せつをする
  • 人から逃げたり隠れたりする
  • 怒る、かむ、引っかくなど攻撃的な行動をとる

猫のストレスは、環境の変化や同居のペット、運動不足などが原因になります

ストレスに対処するために、遊ぶ時間を増やし、環境を安定させ、充分なスキンシップをとるようにしましょう。

また、ストレスが強い場合は獣医師へ相談しましょう。
フェロモンやサプリメントの利用もおすすめです。

猫の健康を守るためには、ストレスを理解し、適切に対応することが大切です。
» 猫の飼い方を解説