猫さんといつまでも一緒に暮らしたいと思う気持ちは、どの飼い主さんも同じですね。
猫さんを長生きさせる秘訣はあるのでしょうか?
生まれ持った体質という面はありますが、実は飼い主さんが気づいてあげることで猫さんの寿命がのびるという面も否定できません。
大好きな猫さんと1日でも長く暮らすための秘訣を5つご紹介します。
※まなびばshippo「猫の寿命がのびる健康セミナー」で獣医師の服部幸先生から学んだ事なので安心してお読みください。
猫の長生きって何歳をさすの?
そもそも、猫さんの長生きって何歳からを指すのでしょうか?
完全室内飼いの猫さんの平均寿命は16.2歳です(人間でいうと80歳に相当)
参考までに、猫さんの5大疾患は次のとおりです。
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
- がん
- 心筋症
猫の長生きの秘訣は飼い主が体の異変に気付くことから
猫さんを長生きさせる秘訣は、飼い主さんが小さな体の変化に気づいてあげること、これにつきます。
人間は症候(お腹が痛い、気持ち悪い等)で気づきますが、
猫さんは症状が出て初めて気づきます。
なんか気持ち悪いんだけど、、、なんて訴えてくれませんよね。
しかも猫さんは具合の悪さを隠す生き物です。弱っている姿を見せたら敵にやられてしまうという野生の名残があるからです。
では、どうやったら小さな体の変化に気づき、長生きさせてあげることができるのでしょうか?
飼い主さんができることを1つづつご紹介していきます。
猫の長生きの秘訣 飼い主ができる事①室内飼いをする
完全室内飼いの猫さんの平均寿命は16.2歳とお話ししましたが、この数字は年々伸びているそうです。
日本では75%の猫さんが完全室内飼いといわれていますが、それも猫さんの長生きの秘訣になっています。
室内飼いにすることで交通事故や感染症リスクを減らすことができ、結果として寿命ものびているのです。
長生きさせる為にも絶対に外には出さないことが前提です。
猫の長生きの秘訣 飼い主ができる事②健康日記をつける
猫さんの「健康日記」をつけてみて下さい。
こんな感じでシンプルなもので良いそうです。
食事 | 水 | 体重 | 尿 | その他 | |
2/1 | 〇 | 〇 | 5.0kg | 3回 | |
2/2 | 〇 | 〇 | 5.0kg | 3回 | 吐いた |
2/3 | ✕ | 〇 | 5.0kg | 2回 | |
2/4 | △ | 〇 | 4.9kg | 3回 | |
2/5 | △ | ✕ | 4.8kg | 1回 | 軟便 |
2/6 | 〇 | ✕ | 4.7kg | 0回 | 血便 |
2/7 | ✕ | △ | 4.5kg | 0回 |
記憶というのはわりとあいまいになりがちです。
こういった記録があることで、猫さんのちょっとした変化に気づくことができますし、病院へ行った時にも症状を報告しやくすなります。
負担にならない程度につけてみましょう。
専用の健康手帳を利用するのもおすすめです。
ペット 健康 管理 手帳 猫用 『にゃるすケアノート 猫ちゃん専用の健康手帳 A5』
猫の長生きの秘訣 飼い主ができる事③体重をはかる
ダイエットしていないのに猫さんの体重が減っていくのはおかしい事です。
猫さんの体重が5%も減ったら病気のサインかもしれません。
例えば
5kgの子が4.75kgになる。
3kgの子が2.85kgになる。
体が小さい猫さんにとって、5%の減少とはこんなわずかな差なのです。
人間で例えると60kgの人が3kg痩せる位です。
3kg痩せるにはダイエットとかしない限り、自然に落ちるkgではありませんよね。
ですので、体重を計ってあげることは猫の長生きの秘訣ともいえる非常に大切な飼い主の役目なのです。
参考までに、食べていても痩せていく病気は次の様なものがあります。
- 甲状腺機能亢進症
- 糖尿病
- 寄生虫
- がん
猫さんの体重の測り方についてはこちらにも書いてあります↓↓
猫の長生きの秘訣 飼い主ができる事④飲水量をはかる
最近、うちの猫さんがよく水飲むようになったな~
水を沢山飲むようになって嬉しいな~
、、、なんて思ってしまいがちですが、実はそれ、病気のサインかもしれません!
昔の2倍飲んでいたら飲みすぎです!
適切な飲水量の目安は、猫さん体重1kgあたり50mlです。
5kgなら250ml、3kgなら150mlです。
飲水量が増えればおしっこの量も増えます⇒またのどが渇く⇒飲水量が増える
というサイクルで、猫さんの飲水量が増えます。
これは猫さんの病気の最初の重要サインです。
検査よりも早く気付くことができる重要サインです。
「昔」っていつよ?
って思うかもしれませんね。昨日今日という期間ではなく、去年と比べてどの位か?が目安です。
去年の量なんか分からないよ、、、という方も多いと思います。
例えば、
固まったおしっこの玉は大きくなっていませんか?
以前はシステムトイレのシートを1週間に1回替えれば済んでいたのに、今は週に2回替えるようになったりしていませんか?
ここでも記録がキモになります。
スマホでおしっこの玉を撮っておけば数か月後に比較ができます。
撮って保存しておきましょう。
はい、確かに面倒です、、、
我が家はシャープの猫トイレ「ペットケアモニター」を導入したことで、毎日スマホに尿量とデータが自動で送られてくるので管理が非常に楽になりました。
毎日おしっこの管理ができるトイレ「ペットケアモニター」のレビュー記事はこちらです。
シャープ猫トイレ【ペットケアモニター3台】本音のレビュー!
参考までに飲水量が増える病気を挙げておきます。
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
飲水量の量り方については別の記事でご紹介しますね。
猫の長生きの秘訣 飼い主ができる事⑤歯磨き
先に記載したとおり、猫さんの5大疾患のうち、最も多い病気が「腎臓病」です。
15歳以上の猫さんの81%が慢性腎臓病になっているというデータがあります。
その中でも「歯石」のある子は3年早く腎臓病になっているとのことです。
また、獣医師の服部幸先生の経験上、長寿な子は歯がキレイな子が多いそうです。
つまり、腎臓病にさせないためには飼い主による「歯」のケアが重要ということになります。
歯石になりやすいのは上の奥歯です。
猫さんの歯磨きは正直難しいですが、デンタルシート等を使って少しづつでもいいのでケアしてあげることが猫さんの長生きの秘訣になります。
猫さんの歯磨きについては次の記事でご紹介しています。
まとめ
大好きな猫さんとは1日も長く、ずっとずっと一緒に暮らしたいですよね。
長生きさせる為に、飼い主である私達ができる事があります。
・完全室内飼いにする
・健康日記をつける
・体重を計る
・飲水量を計る
・歯磨き
これら5つに気をつけてあげて、20歳を目指しましょう!