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猫ノミダニ蚊駆虫剤 市販品の効果は病院薬やジェネリックと同じ?

ノミダニなどが活発化する季節になると、私の勤務するペット用品専門店にも猫用のノミダニ駆除剤を買いに来られる方がとても多くなります。

そこでよく質問されるのが「病院の薬と効果は同じだよね?ジェネリック品は?」ということ。

ん~ 確かにノミダニなどに有効な成分は入っていて一定の効果はあるけれど、違う点もありますよ。

ペット用品店で購入しようか、病院に行くべきか、そしてジェネリックにしようか迷っている方に違いをご紹介しますね。

猫ノミダニ駆虫剤 市販品はどんなものがあるの?

猫さんのノミダニ駆虫剤、市販品でどんなものがあるのがあるのでしょうか?

代表的なものをご紹介しておきます。

 

1. 薬用ショットオン

【動物用医薬部外品】 アースペットが販売している猫用のノミ・マダニ・蚊の駆除剤です。
猫さんが舐められない首の付け根に滴下します。
生後3か月から使えます。

 

 

2. 薬用フォースガード

【動物用医薬部外品】 ドギーマンハヤシが販売しています。
こちらも猫さんが舐められない首の付け根に滴下します。
ちなみに、パッケージが2種類ありますが、私が勤務する様なペット用品専門店向けとホームセンター等向けと分けられているだけで中身は同じです。
生後3か月から使えます。

 

 

3. 薬用 ノミ・マダニとり首輪



【動物用医薬部外品】 販売者はアース・バイオケミカル。
首輪タイプでノミなどを駆除します。
ピンクとブルーがありますが、対象や効果は同じですので好みの色を選んで下さいね。
生後3か月から使えます。

 

猫ノミダニ駆虫薬 市販品と病院薬の違いは?

上記でご紹介した様な、市販品の猫用ノミダニ駆虫薬には効果や効能に有効な成分が配合されているので、一定の効果はあります。

茶トラ君
茶トラ君
じゃあ、大嫌いな病院行かないでいいね!
茶トラ君、ちょっと待ってね。違いを一つ一つ説明していくね

フィラリアまで対応できるのは動物病院の薬だけ

猫に危険な犬の薬

まず、病院のものが市販品と大きく異なる点は、病院の薬はノミ・ダニ・蚊だけではなく「フィラリア」まで対応しているということでしょう。

フィラリアは猫も感染することが分かっています。

以下の記事でフィラリアの怖さについて触れています。

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フィラリアまで対応できるのは動物病院の薬のみで、市販品で対応できるものはありません。

茶トラ君
茶トラ君
僕は室内猫だから関係ないね!

完全室内飼いだからと言って油断はできません。
蚊は窓から入ってきたり、犬を飼っていれば散歩の際にくっついてきたり、洗濯物にとまって入ってきて猫さんも刺され感染してしまう可能性があるからです。

ですので、ノミ・ダニ・蚊の駆除だけでなく、その先のフィラリアまで予防したいという場合は動物病院で薬をもらうのが良いでしょう。

 

動物病院のノミダニ蚊の薬はシャンプーで落ちない

猫とお風呂

動物病院のノミダニ蚊の薬はシャンプーで落ちないことが確認されています。

投与後、短時間で速やかに身体に吸収されるので、シャンプーをしたり雨に当たっても有効成分は影響を受けず効果が維持されます。(製品により時間は異なるので獣医に確認して下さいね)

一方、市販品のノミダニ蚊駆除剤を使った後は2週間くらいシャンプーしないでねと言われました。(※製品により期間は異なりますのでメーカーにご確認ください)

室内飼いの猫さんが多いとは思いますが、外にも行く猫さんの場合は、市販のノミダニ蚊駆虫剤だと雨などに当たって効果がなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。

 

動物病院のノミダニ蚊の薬は有効成分が違う

猫とお風呂
市販品と動物病院の薬は有効成分も違います。

動物病院は「動物用医薬品」を使い、市販品は「動物用医薬部外品」になります。

病院の「動物用医薬品」は治療や予防を目的に使われるもので、市販品の「動物用医薬部外品」は予防に重点を置いたものと捉えると良いかもしれません。

製品により異なりますが、「動物用医薬品」と「動物用医薬部外品」では持続性に差があったり、ノミダニ蚊の駆除率にも差があります。

ちなみに、獣医師が診察している感覚では、市販品の首輪タイプと市販品の滴下タイプだと滴下タイプの方が効果が出ている印象だそうです。
(首輪タイプの製品を否定しているわけではありません)

あと、首輪タイプを利用するなら、効果のなくなったものをずーっとしている子が多いので替えるのを忘れないで!と言っていました 苦笑

 

猫のノミダニ薬 ジェネリックはどうなの?

インターネット等でノミダニ駆除薬のジェネリック品も販売されています。

これも獣医に確認してみました。

2名の獣医師に確認したところ「おすすめしない」とハッキリ回答されました。

ジェネリック薬とは新薬の特許が切れたものを他メーカーが同じ成分などで作り販売されている薬のことです。

ジェネリックは成分・品質などが新薬と同等の薬と言われていますが、正確には先発品と製造方法や添加物は異なります。

また、新薬の開発には膨大なデータ量と時間と膨大な費用をかけている一方、ジェネリックはデータ量の不足や効き目は新薬より劣るとされています。

実際、ノミダニ駆除のジェネリック薬の中には、有効成分が身体から排出される期間のデータが不十分なもの、新薬にはない副作用が出るものもあるそうです。

1か月に1本使うことを推奨されているのに体内で排出されずに残っていたり、逆に効き目がとっくに無くなっていたり等、「データがはっきりしていない薬」では怖いし意味がありませんよね。

ジェネリック品にきちんとした薬もあるかとは思いますがピンキリということを認識しておきましょう。

ですので、私はいくら安いからと言われても、愛する猫さん達にジェネリック薬は選択しません。

ノミダニ蚊駆除剤を検討するなら、病院で処方される「動物用医薬品」か、ペット用品店などの「動物用医薬部外品」どちらかを選びます。

現に、私がお世話になっている動物病院の先生は、

「病院来るのが理想だけど、多頭飼いだと費用も大変だし、猫さんは病院嫌いな子多いし、犬とか飼っていなくて、室内でも蚊対策など十分に注意しているならペット用品店で売ってるものでも大丈夫だよー」

と言ってくれています。

猫ノミダニ蚊駆虫薬 市販品と病院薬の価格の違いは?

猫お金
ノミダニ蚊の駆除剤は、市販品でも動物病院の薬でも、滴下するタイプは1か月に1本使うものが多いです。

市販品は3本入りで1000円前後で購入できます。

一方、動物病院は1本2000円前後です(動物病院によりますが、我が家がお世話になった3か所の動物病院は平均して その位の価格です)。

地域と獣医師の考え、環境にもよりますが、我が家の場合は4月~11月の8か月間は駆除薬を使うことを推奨されています。

市販品:8000円程
動物病院:16000円程(プラス診察費)

倍くらいの価格差がありますね、、、

猫ノミダニ蚊駆虫薬 市販品と動物病院 結局どっちがいいの?

猫さんのノミダニ蚊駆虫剤、どちらを選べば良いのか悩みますよね。

向いているタイプ分けをしてみたので参考にしてみて下さい。

動物病院が向いている

・フィラリア感染まで対応したい

・頻繁にシャンプーしたい

・外出する猫さんで雨などに濡れる可能性がある

・ノミダニを100%近く駆除したい

 

市販品が向いている

・ノミダニの駆除だけで大丈夫

・シャンプーは滅多にしない

・完全に室内飼いで外で雨に濡れることもない

・高齢猫さんなど、病院に連れていくのは大変

・リーズナブルなものがいい

さいごに

猫ノミダニ駆虫剤、市販品と病院の薬の違い、そしてジェネリック品についてお分かりいただけましたでしょうか。

動物病院の薬とペット用品店のノミダニ蚊駆除剤は対応できる範囲や効果、即効性などに違いがあります。

薬ではないけれどペット用品店などの駆除剤も一定の効果はありますので安心して使えますが、100%近い効果や即効性を求めるなら動物病院で医薬品を処方してもらいましょう。
(この記事ではジェネリック薬は推奨していません)

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