初めて猫を飼うの♪ 必要なアイテムを教えて!
本記事では、初めて猫を飼うために絶対必要な基本的アイテムから、あるとさらに猫との生活が豊かになるアイテムまで幅広く紹介します。
筆者のTOMOMIは現役のペット用品販売員です。毎日お店でお客様にご案内している内容ですので是非参考にしてみて下さいね。
著者のプロフィールが気になる方はこちらをチェックして下さい。
→ペット用品店勤務 TOMOMIの詳しいプロフィール
必要なアイテムを揃えて猫との生活を快適に始めましょう!
猫を飼うために必要なもの
猫の健康と快適な生活のために必要なアイテムを紹介していきます。
- キャットサークル(ケージ)
- トイレ
- 猫砂
- ベッド(クッション)
- 爪研ぎ
- 運搬用キャリーバッグ
- 猫用おもちゃ
- ご飯皿
- 水飲み皿
- お手入れ用品3種(爪切り、ブラシ、歯のケア用品)
- キャットフード
- フード計量はかり
- シャンプータオル
- ウエットティッシュ
- うんちが臭わない袋
- 消臭剤
- 首輪
- ハーネスとリード
- キャットタワー
お急ぎの方はスターターセットという選択もあります。
キャットケージ(サークル)
初日の猫はとても緊張しています。
到着後に家の中で自由にさせてしまうと、冷蔵庫や洗濯機の下に隠れて見つからなくなってしまうことがありますので、家の環境に慣れるまではキャットケージ(サークル)を用意し、そこで生活させましょう。
お留守番してもらう時もケージがあると安心ね!
猫は縦の動きをする動物なので、ケージは猫専用の背の高いものが必要です。
我が家でも使用しているこちらのケージはトイレが備え付けられています。扉を閉めたまま、トイレだけ引き出せるので猫が飛び出すのも防げるし、掃除が楽で非常におすすめです。
猫用トイレ
サークルから出るようになると別の場所にトイレを用意するケースが多いので準備しておきましょう。
さまざまなタイプの猫用トイレがあるため、猫のニーズや飼い主のライフスタイルに合わせて選びましょう。
種類が多すぎて分かんないよ!
猫用トイレの選び方についてはこちらの記事を参考にして下さい。
>>現役店員が教える猫用トイレの選び方
どのタイプを選ぶにしろ以下のポイントに気をつけてあげましましょう。
- トイレの場所は猫が安心して使える静かな場所を選ぶ
- 定期的な猫砂の交換とトイレ清掃
- 猫用トイレのサイズは猫の大きさに合わせて選ぶ
トイレがサークルに入らなかった!
という事例もあるのでトイレサイズは要確認!
サークル(ケージ)に入れやすいコンパクトなトイレはこちら。
>>デオトイレ 子猫から体重5kgの成猫用 本体セット
>>ニャンとも清潔トイレすいすいコンパクト
猫砂
猫砂も必須アイテムです。
本来、猫は砂の上で排泄をする動物ですので、それに近い環境を作ってあげるのが理想です。
とは言え、家の中に砂をおくのはハードルが高いので市販の猫砂を使うと良いでしょう。
市販の猫砂は排泄物を固めたり、臭いを吸収したりする役割も持ちますので、飼い主さんの生活環境も快適に守ります。
天然素材や合成素材など、さまざまな種類がありますが、大きく分けて2つのタイプが存在します。
- 固まるタイプ:鉱物系、木系、紙系、おから系
- 固まらないタイプ:鉱物系、木系、紙系、シリカゲル系など
消臭効果や抗菌効果を備えた猫砂もあります。
種類たくさんあって分かんないんだけど!
猫砂の選び方についてはこちらの記事を参考にして下さい。
>>現役店員が教える猫砂の選び方 メリット・デメリットも紹介!
猫砂はトイレにたっぷり入れてあげて下さいね。
砂を掘る→排泄→砂をかける
というのが猫の習性です。
猫用ベッド・クッション ・ブランケット
快適なベッドは、猫の休息を確保するために欠かせません。
猫は多くの時間を寝て過ごすからです。
猫のサイズや好みに合ったベッドを選べば、猫が健康で幸福に暮らせます。
>>【楽天市場】猫用ベッドランキング
猫特有の「ふみふみ」が見れるかも!
キャットサークルの中にも猫用ベッドやクッションを入れてあげると、猫も心地よく過ごせ、安心できる空間になります。
その場合、猫がジャンプしてクッションが滑り落ちるのを防ぐために、紐で固定できる専用のクッションがおすすめ。
リバーシブルの素材を選べば季節に関係なく使えてコスパもいい!
爪研ぎ用品
猫は爪とぎによってストレスを解消し、爪の健康を保っています。
爪とぎは猫の本能ですので、爪とぎをやめさせることはできません。
猫専用の爪研ぎ用品を用意することで家具へのダメージを防ぐことにもつながります。
爪研ぎ用品には、以下のような種類があります。
(クリックすると爪とぎの形が確認できます)
- 床置きボード(四つん這いタイプ)
- ポール(支柱)タイプ(立つタイプ)
- 壁掛け式(立つスタイル)
- キャットサークル取り付け用(立つタイプ)
- キャットタワーと一体型(立つタイプ)
- カーペットやマット素材(四つん這いタイプ)
- 麻素材(四つん這いタイプ)
猫の爪の健康を維持するため、猫の本能に合わせた爪研ぎ用品を選びましょう。
爪とぎってどうやって選べばいいの?
爪とぎの選び方についてはこちらの記事を参考にして下さい。
>>現役店員が教える爪とぎの選び方 メリット・デメリットも紹介!
猫は起床直後に爪とぎをすることが多いので寝床の近くに爪とぎボードなどを置いてあげるのもいいでしょう。
また、四つん這いの姿勢で爪をとぐのが好きな子、立った姿勢で爪を研ぐのが好きな子など爪とぎ姿勢は様々です。
その子の傾向に合った形の爪とぎを探していきましょう。
爪とぎの素材も好みがあります。
段ボール、麻縄、カーペット、布素材…
など徐々に好みが分かってくるので、その子の好みにあったものを探していきましょう。
私の店舗でダントツ人気の爪とぎはこちら
お手入れ用品(爪切り ブラシ 歯磨き)
猫は自分で毛づくろいをするからお手入れは不要でしょ?
飼い主さんが定期的に手をかけてあげなければならない部分もあります。
主に気をつけてあげたいのは爪切り、ブラッシング、歯のケアです。
猫が指先や体、口元を触られることに慣れていないと、爪切り、病気で薬を飲ませたい時や毛玉を取りたい時なども抵抗され、飼い主さんも猫も大変な思いをします。
爪切りは子猫なら2週間に1度程度、おとな猫は1か月に1回程度行います。
おすすめの爪切りはこちら。
切る音が小さいので猫をむだに怖がらせません
ブラッシングは長毛なら毎日、短毛なら1週間に1回程度行います。
抜け毛が舞い散るのを防いだり、猫が毛づくろいで飲み込む毛の量を減らすことができます。
このブラシは短毛用と長毛用が選べます
皮膚を傷つけずに毛が取れますよ!
歯磨きの理想は毎日ですが、なにがなんでもやろうとせず、まずは口に触れる→歯に触る→歯ブラシを口に入れるというステップで、焦らずコミュニケーションの1つとして慣らしていきましょう。
猫専用を選びましょう
>>猫の歯磨き必要?できないし嫌がるのは当たり前!頻度はどうする?
猫用キャリーバッグ
猫用キャリーは、動物病院やトリミングサロンへの移動に必須です。
猫の快適さと安全性を確保した猫用キャリーを選びましょう。
安心して過ごせるキャリーを見つけると、猫との外出がスムーズになります。
キャリーには様々なタイプがあります。
- ハードタイプ
- ソフトタイプ
- バックパック(リュック型)
私のおすすめはハードタイプ!
私TOMOMIは、茶トラ君が子猫の時にキャリーから脱走してしまったという、真っ青になる経験をしました。
脱走なんてへっちゃらさ
その経験と現役ペット用品店員の立場として、安心なキャリーの選び方も解説しています。
是非以下の記事も参考にして安全な猫用キャリーを選んで下さい。
>>【体験談】子猫が脱走した!安全な猫用キャリーの選び方
おもちゃ
運動不足の解消やストレスの軽減、飼い主さんとの絆を深めるためにも、おもちゃを用意しましょう。
猫は狩猟本能を持っているため、おもちゃで遊んであげると目をキラキラして夢中になります。
猫のおもちゃも様々な種類があります。
好みを探るためにも数種類用意してあげると良いです。
- ねずみ型、羽根型、ボール型など狩猟本能が満たせるもの
- 噛んで歯磨きの効果もねらえるもの
- またたび入りおもちゃ
- 知育おもちゃ(おやつを自分で取りだす)
- 一人遊びができるもの
- 安全な素材と適切な大きさのおもちゃを選ぶ
イチオシはこちらの猫じゃらし。
しなり具合が秀逸です!
おもちゃ沢山買ってあげたいな!
猫おもちゃの収納に困ったらこちらが超便利!
もちろん私も持ってます!
>>【猫おもちゃが散らかる】一瞬解決!収納片付けしちゃいましょう
ご飯皿(フードボウル)
フードボウル選びは猫の食事に重要なアイテムです。
猫の体格に適した高さと大きさを選んであげましょう。
食器は高さのあるものが良いです(子猫は高さがなくてOK)。
下を向いて食べると、食べたものが逆流しやすくなります。
すると吐き戻しがおこったり、首への負担もかかります。
平らなお皿を使う場合は高さのある台の上に乗せてあげると良いでしょう。
また、傾斜のあるボウルもおすすめです。
食べこぼしを防いだり、首への負担も少なくなります。
定番のベストセラーはこちら!
フードボウル選びに迷ったら以下の記事も参考にして下さい。
>>【現役店員が教える】猫用フードボウルの選び方
水飲み皿
多くの飼い主さんは「猫が水を飲んでくれない」と悩んでいます。
フードと違い、水は猫がいつでも飲みたいだけ飲める様に新鮮な水をたっぷりと用意しておきましょう。
飲んでもらう工夫は様々ありますが、猫が積極的に水を飲みたいと思える水飲み皿を色々試してみましょう。(クリックすると水飲み皿の形が確認できます)
人気の水飲み皿はこちら!
人間用もあるのでお揃いにできるよ!
我が家で使っている記事もあるので良かったら参考にしてみて下さい。
>>オーカッツヘルスウォーターボウルは怪しい?使用した口コミはこちら
複数の猫を飼っている場合には、それぞれがストレスなく水を飲めるように、水飲み皿を複数設置しましょう。
» 猫の多頭飼い成功の秘訣
キャットフード
何よりも重要なのがキャットフード!
猫の健康を維持する上でキャットフードの選択はたいへん重要です。
子猫、成猫、シニアと選ぶポイントは異なってきますので別記事で詳しく解説しますが、
子猫の場合は必ず子猫用を選んで与えてあげて下さい!
栄養、カロリー、消化などの面でおとな猫(成猫)フードとは必要とする栄養素が異なっているからです。
成猫になると、それぞれに好みが出てくるため、さまざまなフードを試してみてください。
フードの種類をご紹介しておきます。
- ドライフード、ウェットフード、セミモイストフード
- 年齢(子猫、成猫、シニア猫)に応じたフード
- 健康状態やアレルギーを考慮したもの
- 味(魚・鶏など)のバラエティーがあるフード
種類が多すぎて分からない!!
キャットフードの選び方について別記事で解説していますので参考にしてみて下さい。
>>【究極ガイド】猫のご飯選びに迷ったら!最適なご飯を見つけるコツとは?
猫との日常生活で役立つもの
ここからは、用意しておくと猫との生活がもっと快適になって役立つものを紹介します。
猫と飼い主さん両方がハッピーになれますよ。
- フード計量はかり
- シャンプータオル
- ウエットティッシュ
- うんちが臭わない袋
- 消臭剤
- 首輪
- ハーネスとリード
- キャットタワー
フード計量はかり
ご飯は皿に山もりで頼む!
食べ過ぎはダメダメ~
「だいたいこの位」で与えていると、数か月で大きな差が出てきてしまいます。
人間にとって数十グラムの誤差は大したことないかもしれませんが、猫の体格は大人の数十分の1の大きさ。人間の目分量は大きな誤差となります。
可愛い猫に見つめられると要求されるまま与えたくなってしまいますが、猫の肥満は病気リスクが高くなることも分かっています。
ずっと元気で長く一緒にいたいならご飯の量は適切に量って与えなければなりません。
めんどーだがら計量カップでいいじゃん
フード計量カップもありますが、粒の形や大きさによるすき間が出るのでかなりの誤差が生じることが分かっています。
ですので、フードを与える時は毎回計量はかりの使用をおすすめします。
キッチン用があればそちらを利用すればOKです。
すくって計量できるスプーン型も便利ですよ。
猫用シャンプータオル
子猫がトイレに寝ちゃった…
うんちふんじゃった…
お風呂入れたら風邪ひかせそうで怖い…
水が嫌いで大暴れして大変…
そんな時の為に猫専用シャンプータオルを常備しておくと便利です。
ブラッシングの時にセットで使う方も多いです。
目と口周りにも使えるのが便利なポイント。大判で使いやすいですよ
猫がなめても安全なウエットティッシュ
床がおしっこで汚れてしまった…
吐いてしまった…(猫はよく吐く動物です)
ゆるいウンチを取り除く時にスコップが汚れてしまった…
そんな時にパッと取り出せてサッと拭けるウエットティッシュがあると便利です。
舐めても安心なノンアルコールタイプを選びましょう
うんちが臭わない袋
ペット用品 販売員の私が、お店でお客様に「何かオススメありますか?」と聞かれた時に、全力でおすすめしているのが「うんちが臭わない袋」です。
毎日、ほんとうに欠かせない商品です。
猫のうんちは正直臭いです 笑
他にも色々試したのですが、これ以上に臭いをシャットアウトしてくれる袋に出会ったことがありません。唯一無二の商品です。
騙されたと思って一度使ってみて下さい!
(絶対に騙していませんが!笑)
ペットがいても使える消臭剤
猫自身は無臭ですが、排泄物の臭いが気になる方は多いです。
自分は鼻が慣れてしまいがちですが、来客から部屋が臭いと思われてしまうのは避けたいところです。
上から香りをかぶせてごまかすのではなく、嫌な臭い自体を消す消臭剤がおすすめです。
ペットがいても安心して使えるものを選びましょう。
これは特に猫を飼っている人からのレビューがすごいんです!
首輪
猫に首輪をつけるかどうかは賛否両論あります。
私は個人的に、おとな猫には付けなくてもいいのでは?と考えていますが、以下のような子には付けるのもアリだと思います。
- お迎えして間もない子
- 子猫
- 首輪を全く嫌がらない子
- 脱走癖がある子
- 災害時に備えて
鈴付きなら居場所が分かるし、足元にいることを気づかず踏んでしまうのを防ぎます。
首輪に連絡先を入れることで、脱走癖がある子や、災害時に迷子になるのを防げるメリットもあります。
高い所で引っかかると危ないので、猫の首輪はあえて外れやすく作られてます。
ハーネスとリード
動物病院やトリミングサロンなど外出時は専用のキャリーバッグで連れていきますが、猫はちょっとした物音に驚いて突発的に飛び出すこともあります。
臆病な子や念には念を入れてハーネスやリードをセットで装着しておくのも良いでしょう。
災害時の避難に備えて用意しておくという方も多いです。
猫は体が柔らかいので、ハーネス選びのポイントは「抜けない」こと一択です!
こちらは特許取得のダブルブロックで猫を守ります!
キャットタワー
猫は縦方向の運動を好み、高い場所からの見晴らしを好みます。
キャットタワーを用意してあげると猫の本能を満たすことができます。
キャットタワーを上下することで運動不足の解消や、ストレスの軽減にもなります。
寝床が備わったモデルもありますので猫がリラックスできる場所にもなります。
キャットタワーは、さまざまなデザインとサイズが存在しますので、住環境に合ったものが選択できます。
>>【楽天市場】キャットタワーランキング
過去にデザイン重視で選んで失敗してしまった経験が…
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まとめ
猫との生活を始めるための必要なアイテムをご紹介しました。
- キャットサークル(ケージ)
- トイレ
- 猫砂
- ベッド・クッション ・ブランケット
- 爪研ぎ
- 運搬用キャリーバッグ
- 猫用おもちゃ(ボール、羽つきなど)
- ご飯皿
- 水飲み皿
- フード計量はかり
- お手入れ用品(爪切り、ブラシ)
- キャットフード(ドライ、ウェット)
- シャンプータオル
- 首輪
- ハーネスとリード
- うんちが臭わない袋
- 消臭剤
- キャットタワー
事前にしっかり準備が整っていれば、猫も飼い主さんも安心して新生活をスタートできます。
各アイテムの選び方やメンテナンス方法については別記事でご紹介していますので、良かったらあわせて確認してみて下さいね。
大好きな猫さんに長生きしてもらう為にも、必要なものをしっかり選んであげたいですね。
素敵な猫ライフを送って下さいね!