フード PR

猫が水を飲まないのはなぜ?4つの理由と飲ませる工夫9つご紹介

コップを見つめる猫
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

猫さんはもともと沢山お水を飲む動物ではありませんが、適度に飲んでくれないと様々な病気につながります。
それに、夏は熱中症にならないかなど心配ですよね。

そこでこの記事では

・猫さんが水を飲まない原因につながっている事柄、
・猫さん自ら飲んでもらえる工夫、
・飲水量を増やす工夫

をご紹介していきます。

尚、こちらの内容は有料会員制「まなびばshippo」ねこクラスで獣医師の服部幸先生に教えていただいた内容をもとに書いていますので安心して試してみて下さいね。

猫が水を飲まないのはなぜ?環境を再確認


猫さんはもともと砂漠で暮らしていたので最少の水分で生活できる様に生きてきましたが、あくまで野生時代のお話であって、適切に水分を摂らないと病気につながります。
愛する猫さんにきちんと水分を摂ってもらいたいですよね。

いつも室内に水を置いているのに飲んでくれないんだけど。

ん~ 困りますよね。

まずはご自宅の環境が、猫さんが水を積極的に飲んでくれない理由になっていないか再確認していきましょう。

常に新鮮な水を用意していますか?

コップを見つめる猫
水が減らないからとお水を替えずに置いておく飼い主さんがいる様ですが、猫さんだって人間と同じです。
新鮮なお水でなければ猫さんも「飲みたい」と思わないかもしれません。

お水はすぐに腐りますので、常に新鮮なものを用意してあげましょう。

私は朝と晩、寝る前に水を替えるようにしています。

水飲み皿は清潔ですか?

猫と女性

上記の「新鮮な水」と少しかぶりますが、お水を替えるだけではなくお皿も清潔に保たれているか確認しましょう。

聞いたことがある方も多いと思いますが、人間が飲んでいるペットボトルは数時間ですごい数の菌が増殖すると言われています。

同じ様に、猫さんの水飲み皿にも唾液や細菌が入ります。水は腐りやすいですし、臭覚がするどい猫さんは臭うお皿からは飲みたくなくなります。

お水を替える時はお皿も忘れずに洗いましょう!

水飲み食器はトイレの近くにないですか?


猫さんはとても清潔好きです。

ご飯もちろんの事、水飲み場がトイレの近くにある事を好みません。

もし、食器を猫さんのトイレの近くに置いている様でしたら場所を変更することを考えてあげましょう。

食器を共有していませんか?

多頭水飲み
多頭飼いの場合、頭数分の水飲み皿を用意してあげましょう。

自分の皿以外では飲まないように!と厳密になる必要はありませんし、誰がどの皿から水を飲んでも良いのですが、猫さんは基本的に自分以外の匂いがついているものを好まない傾向があります。

特に「犬」と水飲み皿を共有するのは避けましょう!
犬の匂いやよだれを敏感に感じ、猫さんは水を飲む気がなくなってしまうかもしれません、、、




猫が水を飲まない?飲ませる工夫をしてみよう

ご自宅の環境が、猫さんが水を積極的に飲んでくれない理由がないか再確認した後は、猫さんが自ら積極的に水を飲んでくれる工夫をしてみましょう。

いろんな水を試す

長毛猫
実は猫さんは水の好みも様々です。

・常温が好きな子
・湯冷ましくらいの温度が好きな子
・軟水ミネラルウォーターが好きな子
・水道水が好きな子
・浄水器の水が好きな子
・氷が好きな子

ほ~んと様々な好みがありますので色々試してみましょう。

やっぱり浄水器とかミネラルウォーターの方が成分的に良さそうだよね!

ん~、、、
獣医師によると、成分・効果は猫さんにあまり関係ないだろうとのことです。

猫さんにとっては美味しいかどうかがポイントです。
お湯の方が好む、凍らせると飲むなどトータル的に水分を摂ってくれる方が大事なのです。

水道水はカルキ臭いんじゃない?

猫さんは人間より臭覚に優れているので、カルキ臭は感じているはずです。

ただ、そのカルキ臭を猫さんが嫌いかどうかは分かりません
逆に好む子もいるでしょう。

水に香りをつける

人間でも「水は飲めないけどお茶なら飲める」という人がいますよね。

猫さんも同様に「水は飲めないけど香り付きのものは飲める」という子もいます。

鶏のゆで汁を少し垂らしてみたり、猫さんが好きな香りのものを少しだけ入れてみましょう。

うちの子、腎臓悪いからタンパクはちょっと、、、

獣医師によると、鶏のゆで汁くらいのタンパクなら大丈夫とのことです。

流水を試してみる

水道から飲む猫
水飲み皿のタイプは食器型と噴水型がありますね。

どっちが良い悪いという差はないですが、水道から流れる水を好む猫さんなら噴水型を選ぶのも良いと思います。

噴水型の方が清潔だよね!

う~ん、、、

噴水型のものはずっと循環していますが、猫さんの唾液や細菌もずっと循環するので、食器型と同様に清潔に保つ必要があります。

口の広い器にする

グラスで飲む猫
猫さんはヒゲに水が当たるのを嫌いな子も多いです。

水のみ皿の口が狭いとヒゲが当たって気持ち悪いので、途中で飲むのをやめてしまう可能性があります。

飲み口の広い器に替えただけで長い時間飲むようになることもあるので、ご自身の猫さんの好みのタイプのお皿かどうか確認してみるのも良いでしょう。

食器の材質を替えてみる

水を飲む猫
お水って、使う食器によって味も変わりますよね。

私たち人間も、プラスチックや紙コップで飲むより、ちゃんとした陶器やガラスの器で飲むお水の方が美味しく感じますよね。

猫さんも同様です。
どの材質に入っているお水が好みかは個体差がありますが、今の器からあまりお水を飲んでくれない場合、食器の材質がその猫さんの好みに合っていないのかもしれません。

陶器、ガラス、ステンレス等、猫さんの好みを探ってあげましょう。
プラスチック製は傷や匂いがつきやすいのでおすすめしません。

オーカッツのヘルスウォーターボウルを見る
オーカッツヘルスウォーターボウルは怪しい?猫に効果を試してみた スタンドがあると飲みやすい! オーカッツのヘルスウォーターボウルという皿を使うと、ペットが水を飲む量が増えると聞いたことはないですか? 特に猫さんはあまり水を...

水飲み食器の置き場所を替えてみる

nana200426
猫さんが水を飲まない理由を再確認の項目で「猫さんの水飲み皿がトイレ付近にある場合は別の場所に変更しましょう」とお話ししました。

トイレ付近でなくても、猫さんが飲み辛い場所だったら変更してあげましょう。
例えば、

わざわざ登らなくてはならない場所に置いてある、
安定しない場所にある、
奥まったり、目立たない場所に置いてある等です。

水飲み食器をご飯皿とセットで置いておく飼い主さんも多いですが、猫さんはご飯とセットで水は飲みませんので一緒に置いておく意味はないですね。

一緒に置くのは人間側の利便性や都合かもしれませんね、、、

水飲み皿は猫さんがよく通る場所に置くのがおすすめです。
フラッと通りかかった時に水飲み皿が目に入り「水を飲んでいこうかな」となることも多いんです。

ですので、猫さんがよく通る場所&複数箇所に置いてみましょう。

猫が水を飲まない場合の飲水量を増やす対策や方法

上記でご紹介した方法の他にも猫さんの「飲水量」を増やす対策や方法をご紹介していきます。

運動をさせる

ジャンプする猫
人間同様、猫さんも運動して疲れると咽が乾きますので、必然的に水分を欲します。
その様な状況を作ってあげることで、猫さん自ら進んで水飲み場に行ってくれるようになります。

是非、猫ちゃんが少し疲れて水が飲みたい!と感じるくらいの遊び時間を毎日作ってあげましょう。

水分の多いウエットフードにする

スプーンから食べる猫
ドライフード(カリカリ)には一般的に10%程度の水分が含まれています。

一方、ウェットフードには70~80%の水分が含まれているので、あまり水を飲まない猫さんなら、食事から水分補給ができるのでおすすめです。

スープやペーストタイプのウエットもいいですね。90%以上の水分が含まれているものがほとんどです。
ただ、スープタイプのウェットフードは一般食のものが多いので、それだけだと必要な栄養が摂れないので、総合栄養食と併用するなど気をつけて下さいね。

私が勤務するペットグッズショップでも人気のある商品をご紹介しておきますね。
具材が入っているものとスープだけのものがあります。
お好みで選んで良いと思いますが、スープだけ飲んで具材だけ残すというお声も多いです 笑



 


以下の2点はペーストタイプです。



食事の回数を増やす

猫の好き嫌い
1日の食事の回数が多い猫さん程、水分を摂るというデータがあるそうです。

これは量を沢山食べる子という意味ではありません。
食事を出された時に一度で食べきってしまう子、気が向いた時にチョコチョコ食いする子がいますが、後者の様に食事の回数が多い子をさします。

ですので、もし飼い猫さんが一度に食べてしまうタイプの子でしたら、1日トータル量は変えず、与える回数を増やしてあげるとよいでしょう。

仕事だからまとめて置き餌になっちゃうんだけど、、、

お仕事などで置き餌をせざるを得ない場合は自動給餌器などを利用して、少量づつ給餌するのも効果的です。

 

さいごに

猫さんが水を飲まないと、とっても心配になりますよね。

もともと猫さんは水をたくさん飲む生き物ではありませんが、飲水量が少ないと様々な病気のリスクが非常に高まりますので、沢山飲んでもらえる様に工夫をしたいですね。

水を飲まない原因を見直すとともに、ご紹介した方法や対策を是非試してみて下さいね。

いつまでも愛する猫ちゃんが健康でいられますように。

こちらの記事もおすすめ