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安心してドアを開けたい!猫の脱走防止柵おすすめ5選と効果的な環境作り対策

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多くの飼い主さんが「猫が脱走したらどうしよう」という不安を抱えています。

ねこ初心者さん
ねこ初心者さん

玄関ドアを開けるの、毎日ヒヤヒヤです…

特に、外の世界に興味を持っている猫や複数の猫を飼っている家庭では、脱走の心配が倍増します。

猫の脱走を防止するには、脱走防止柵を設置することが何より一番おすすめです。

筆者は、過去に愛猫が脱走し、最悪の結果になってしまった経験があります。現在は5匹の猫と暮らしていて、実際に脱走防止柵を設置している経験をもとに、おすすめの脱走防止柵と、ご家族で協力して実践できる対策を紹介します。

紹介する脱走防止柵は壁や床を傷つけない設置方法なので、賃貸住宅でも問題なく使用できるものです。

筆者のプロフィールが気になる方はこちらをチェックして下さい。
ペット用品専門店勤務 TOMOMIの詳しいプロフィール

最後まで読んでいただくと、愛猫やお住まいにぴったりの脱走対策が見つかり、安心して暮らせる環境づくりに役立てていただけます。

猫の脱走防止柵の基礎知識

まず、猫の脱走防止柵について以下の2点を解説していきます。

  • 脱走防止柵を強くおすすめする理由
  • 脱走防止柵の種類

脱走防止柵を強くおすすめする理由

猫の脱走防止柵は、猫を外の危険から守るために欠かせません。猫は好奇心が強く、わずかなすき間からでも外に出てしまうからです。外には交通事故や感染症など多くの危険が潜んでいます。発情期の猫、もともと外で暮らしていた猫、複数飼いの場合は脱走リスクが高まります。1匹が外に出るともう1匹も追いかけてしまうため、さらに注意が必要です。

脱走防止柵を設置すると猫の安全を守るだけではなく、飼い主さんの精神的負担もかなり軽減できます。脱走による近隣トラブルも防止できます。
» 猫の安全のために!脱走を防ぐ方法を解説

筆者が20代の頃、遊びに行った日光江戸村で保護した白猫のミーシャ。我が家に来て数か月。まだ子猫でしたが、わずかな隙間から脱走し、家の目の前で車にひかれてしまいました。もう会えません。ほんとに一瞬の出来事でした。心の底から悔やんでいます。今でも昨日のことの様に涙が出ます。誰にも、あんな辛い思いはして決して欲しくないです。

脱走防止柵の種類

脱走防止柵の種類は、以下のとおりです。

脱走防止柵の種類特徴
木製柔軟性があり、さまざまな場所に設置できる
スチール製(鉄)開閉が簡単で、玄関やドア、階段など人の出入りが多い場所に向いている
スチール+パネル製高さや幅を調整でき、窓やベランダの対策に適している
伸縮タイプ幅を自由に変えられるので、さまざまな出入り口に対応できる
突っ張りタイプ工具不要で設置でき、賃貸住宅にも適している

猫の脱走防止柵は、DIYで作成することも可能です。突っ張りポールとメッシュパネルを組み合わせれば、簡単に脱走防止柵が作れます。

猫の脱走防止柵おすすめの選び方 必ずチェックしたい6つのポイント

猫の脱走防止柵のおすすめの選び方をご紹介していきます。必ずチェックしておきたいポイントは6つあります。

  • 柵の高さ
  • 格子の間隔
  • 格子の方向
  • 猫が開けにくい形状
  • 材質
  • 耐久性 安定性
  • 安全性
  • 飼い主さんの使いやすさ
  • 取り付けやすさ

柵の高さ

猫の脱走防止をするには柵の高さが何より重要です。

猫は垂直に150cmジャンプできるため、最低170cm以上の高さが必要です。

子猫だからと大丈夫と油断はできません。猫の身体能力は人間の想像力を超えます。それに、子猫の時期はわずかです。成猫の時期に基準を合わせて選ぶことが大切です。

平均的な成猫には180cm以上の高さのある柵が適しています。

運動量の多い若い猫、活発な性格の猫には、190cm程度の高さを目安にしてください。

猫の年齢や性格に合わせて、最適な高さの柵を選び、安全な環境を整えてあげることが大切です。

関節の弱い高齢猫、足の短い猫の場合、150cm程度の高さで脱走を防止できる場合があります。

格子の間隔

「そんな所を通れるの?」と驚くほど狭いすき間を猫がすり抜けて行くのを見たことがある方も多いでしょう。

猫がすり抜けられる幅では柵を設置する意味がありません。脱走を徹底的に防止するために、格子の間隔は非常に重要です。

子猫でもすり抜けが困難な3.5センチ以下を選ぶと安心です。

格子の方向

格子には縦と横がありますが、猫の脱走防止のために設置するなら必ず縦格子を選びましょう。

猫は高い所に登るのが得意です。横向きの格子だと猫は格子を足場にして登ることができてしまいます。

縦格子で170センチ以上の脱走防止柵の場合、補強のために中間辺りに横棒が入っているものがあります。

その横棒を足場にして猫が登ってしまったという声も多いので注意が必要です。

猫が開けにくい形状

かしこい子だと、飼い主さんが開け閉めをしているのを見て開け方を学習してしまう場合があります。そのため猫ちゃんにとっては開閉が難しい構造になっていると安心です。

たとえば次のような機能が付いているタイプを選ぶと安心です。

  • 2重ロック式
  • スライドロック式
  • 扉を少し持ち上げてから開閉するタイプ

材質

猫の脱走防止柵は様々な素材があります。材質ごとにメリット・デメリットがありますが、丈夫で長持ちする素材がおすすめです。適切な素材を選べば猫の安全だけではなく、飼い主さんも快適に過ごすことができます。脱走防止柵の素材は以下の種類があります。

材質メリットデメリット
スチール製耐久性がある、開閉が簡単、さびにくい金属音がする、重たい場合がある
樹脂・プラスチック製軽量で価格が手頃耐久性はやや劣る、安定性が弱くズレる場合がある
木製インテリアになじみやすい、高級感がある傷に弱い木材もある
メッシュ素材DIYで使いやすい、軽量爪で破かれる場合がある

スチール製や木製の柵は長期間使用できます。

樹脂やプラスチック製の脱走防止柵は軽量で扱いやすいものの、強度が弱い傾向にあります。

安価だからと値段だけで決めてしまい、劣化が早く買い替えが必要になり、かえって高い買い物になったという声もあるので注意しましょう。

飼い主さんが脱走柵を開閉する頻度、柵の設置環境や目的に合わせて最適な素材と耐久性を見極めましょう。

飼い主さんの使いやすさ

脱走柵にはバリアフリータイプと、足元に枠がある2つのタイプがあります。

それぞれにメリット・デメリットがあります。

<バリアフリータイプ>

室内ドアと同じ感覚でスムーズに通れます足元に枠がないので、つまづく心配がありません。

<足元に枠があるタイプ>

横枠で突っ張って固定されているので安定性があります。

安全性

猫の脱走防止柵を選ぶときは、安全性を重視してください。猫がけがをしない素材と構造が重要です。猫の安全性を確保するポイントは、以下のとおりです。

  • 設置後の安定性
  • 引っかかりのない構造
  • 無毒性の材料

縦格子タイプの柵は猫が登りにくく、間隔が3cm以下だと通り抜けも防止できます。

  • 玄関や勝手口
  • 窓やベランダの開口部
  • 部屋の出入口
  • 階段の上り口や下り口

複数の猫を飼っている場合は、個々の行動範囲を考慮して設置場所を決めてください。
» 猫の多頭飼い成功の秘訣

おすすめの猫脱走防止柵5選

猫 脱走防止柵Amazon 価格(税込)サイズ柵の間隔足場となる横棒ロック形式主な材質設置方法重さ/開閉音バリアフリーおすすめな人詳細

ねこ専用脱走防止扉 にゃんがーど
99,800円〜高さ188cm(50〜285cmで指定可能)

幅30cm~
約2cm下部に横棒あり(影響なし)猫が開けられない形状木製
(無垢ヒノキ・ヒバ)
突っ張り式
(上下)
重さ:不明バリアフリー片開き
or
開閉なし
インテリアにこだわりたい、セミオーダー品が欲しい方詳細を見る

ペットセレクト 木の のぼれんニャン
29,800円
高さ200〜245cm

幅76〜89cm(※)
約4cm
(※)最大幅時、突っ張りポールとの隙間4.8cm
真ん中に横棒ありドアストッパー&ロックバー付

(別売り 扉ロック追加可能
木製突っ張り式
(上下)
重さ:約8kg

ポール軸での回転の為、開閉時の重みは気にならない

バリアフリー片開き(猫側へ)
90度
固定機能あり

扉幅:43~46cm
インテリアとのバランスにこだわりたい人詳細を見る

リッチェル キャットセーフティゲート
30,191円高さ181cm

幅72〜95cm(別売り拡張フレームで最大107cmまで対応)
約3.5cm
横棒なし

猫がロック部に触れにくいプレート付
スチール製突っ張り式
(左右)
重さ:約16.7kg足元フレームあり片開き

扉幅:50.5×174cm
頑丈でしっかりした素材を求める方詳細を見る

LIFAXIA ペットゲート【にゃんゲート】190cm ハイタイプ
11,980円〜高さ110〜190cm、幅61.5〜220cm約3.5cm170cm(横棒なし)
190cm(横棒あり)
簡単スライドロック式スチール製突っ張り式
(左右)
重さ:約10kg足元フレームあり
スロープ付き
両方向開き
135度オープン
135度で固定機能あり


一般的な柵が合わずバリエーションを求めている方、しっかりとした固定を求める人
詳細を見る

sopoa CAT WALL 高さ190cm(本体148cm)
26,900円〜高さ本体148cm+パネル=190cm

幅75〜245cm
全て3.7cm以下取手部(床から72~75cm)に横棒あり強力ドアロック
(力のいらない静音ロック)
スチール、ポリカーボネート突っ張り式
(左右)
重さ:約11kg足元フレームあり
スロープ付き
両方向開き
90度まで
90度で固定機能あり

扉幅:55cm
圧迫感を避けたい、開放感、軽量を望む方詳細を見る

ねこ専用脱走防止扉 にゃんがーど

価格(税込)99,800円〜
サイズ高さ50〜285cm、幅オーダー対応
設置方法上下突っ張り式
素材木製(ヒノキ無垢)
おすすめな人高級感がほしい、長期的に設置したい方

「ねこ専用脱走防止扉 にゃんがーど」は、累計販売台数が5,000台(※)を突破しました。

扉の高さは、猫の平均的なジャンプ力を超える188cmで設計されています。格子間隔は約2cmで、子猫でも通り抜けられないサイズに設計されているため、玄関や窓、来客時の脱走を防止してくれます。

右開き、左開き、開閉なし等、条件指定できるのも嬉しいポイント!

セミオーダー商品でひとつひとつ手作りしてくれるので、他の脱走柵だとサイズが合わない…というお宅でも確実に対応できます。

ねこ専用脱走防止扉 にゃんがーどは、突っ張り型で壁や床を傷つけない設置方法なので、賃貸住宅でも問題なく使用できます。ボルトを数本取り付けるだけで簡単に組み立てられます。

設置が不安な方でも、写真付き説明書や施工業者の紹介もしてくれます。レビュー投稿で2,000円、写真提供で1,000円のキャッシュバックもうれしい特典です。

なにより、見映えが最高です!高級旅館みたいというお声が多数あり!

※ 累計販売台数とは、2025年4月時点のものです

ペットセレクト 木の のぼれんニャン

価格(税込)29,800円(パイン材)/34,800円(ブナ材)
サイズ高さ200〜245cm、幅76〜89cm
設置方法上下 突っ張り式
素材木製(パイン材とブナ材あり)
おすすめな人インテリアとのバランスにこだわりたい人

ペット用の家具など、多岐にわたる商品を販売する「ペットセレクト」。

実はベビー用品で圧倒的に支持を受けている企業「日本育児」が作ったペット用のお店なんです。ベビーゲートの知識と品質をもとに作られているので安全性には絶対の安心感!

猫の脱走防止柵として長年ベストセラーなのが「木の のぼれんニャン」です。

猫がいる側に開いて、スムーズに出入りできるドアタイプの商品です。足元に横棒がないのでつまづく心配もありません。

玄関だけじゃなくベランダなど頻繁に通行する場所でも使用できます。突っ張り式で壁や床を傷つけません。

別売りの拡張パネルで33〜37cmと幅を広げられるので、広い間口にも対応可能です。

組み立てと設置には大人2人を推奨しますが、プラスドライバー2本と踏み台があれば、簡単に組み立てられます。木目調のポールと天然木製のフェンスなので、室内のインテリアに溶け込みます。

実は、のぼれんニャンの材質は木製とスチール製の2種がありますが、筆者は木製の方を強くおすすめ。

理由は、筆者が日本育児のショールームで「スチール製の のぼれんニャン」を実際に試してみたところ、以下のような印象があったためです。

「木製」の のぼれんニャンの方をおすすめする理由
  • スチール製の方は開閉時に少し金属音がする
  • スチール製の方は扉が両開きだが、力のある猫ちゃんだと間を押し開く可能性がある
  • スチール製の方は安定感が頼りない
  • スチール製の方は開閉時に扉が少しだけ上がるような状態になる

スチール製の脱走柵は全ておすすめしないという意味ではなく、「のぼれんニャン」のシリーズの中ではスチール製よりも木製のものがおすすめという見解です。

リッチェル キャットセーフティゲート

価格(税込)47,300円
サイズ高さ181cm、幅72〜95cm(別売り拡張フレームで最大107cmまで対応)
設置方法左右 突っ張り式
素材スチール、ポリプロピレンなど
おすすめな人頑丈でしっかりした素材を求める方

創業69年でベビー用品やガーデン用品、ハウスウェア、ペット用品などを展開する老舗企業「リッチェル」の商品です。

「キャットセーフティゲート」は世界でも販売され評価を受けています。

丸形状のポールなので猫がつかみにくく、登れません。すき間は3.5cmと狭く、高さも181cmと簡単には飛び越えられない設計なので安心です。多くの脱走柵は一部に横棒が入っていますが、この「キャットセーフティゲート」は猫の足場となる横棒がないのも非常に安心できるポイント!

オプションフレームが付属されているので幅は95cmまで対応。別売りのフレームセットを組み合わせれば107cmまで広がります。ドアが大きく開くため、狭い廊下でもスムーズに通行できます。

スチール製ですが、開閉音が非常に静かだと好評。

階段に設置している飼い主さんが多いです。

簡単に取り付けられる横に突っ張り式の片開きゲートなので、賃貸住宅にもおすすめです。

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LIFAXIA ペットゲート【にゃんゲート】190cm ハイタイプ

価格(税込)11,980円〜
サイズ高さ110〜190cm、幅61.5〜220cm
設置方法左右 突っ張り式
素材スチール製
おすすめな人広い開口部に設置し、しっかりとした固定を求める方

「LIFAXIA ペットゲート【にゃんゲート】190cm ハイタイプ」は、注目を集めている猫の脱走防止柵です。

猫のジャンプを考慮した190cm設計で、取付幅61.5〜220cmに対応しています。狭いスペースから広い間口まで設置可能なのが嬉しいポイント。

約10kgのスチール製で、猫の飛び跳ねや体当たりにも耐える頑丈な構造です。

間隔も約3.5cmと狭いため、子猫のすり抜けも防げ、安心して設置できます。

ドアは前後135度まで開閉可能で、開けた状態をキープできます。足元にはスロープがあるので、つまづくリスクが少なく、通行にストレス無く快適に使えます。

sopoa CAT WALL 高さ190cm(本体148cm+パネル)

価格(税込)26,900円〜
サイズ高さ本体148cm+パネル=190cm
幅75〜245cm
設置方法横 突っ張り式
素材スチール、ポリカーボネート
おすすめな人必要に応じて高さ調整したい方

「sopoa CAT WALL 高さ190cm(スチール本体148cm+プレート)」は、1年間の開発期間を経て発売されました。

スチール柵の上部にパネルを設置という、唯一無二の独自の設計で実用新案にも登録されています。

上部パネルを外すと148cmの高さに調整できるため、設置や移動も楽にできるのが嬉しいポイント。

ドアは片手で簡単に開閉でき、前後90度の開閉とドア開放キープ機能が付いています。荷物を持っていてもスムーズに通行できるため便利です。

柵の隙間はどこも3.7cm以下で、すり抜けを徹底防止。

すり抜け防止と使いやすさを兼ね備えた商品です。

お客様からの「ボルトが硬い」「ドアが重い」「閉める時の音がうるさい」「開封時に粉が出てきた」「取扱説明書が分かり辛い」というお声を2024年8月に全て解決済み!

ユーザーの声をひとつひとつ拾い、真摯に対応して下さる姿勢に誠実さを感じます。

運営会社は、2022年創業と新しい企業ですが、​ISO9001認定工場で製造され、国際基準にもとづく検品なのも信頼できます。

【場所別】猫の脱走防止柵の効果的な設置方法

猫の脱走防止柵の効果的な設置方法をご紹介します。

  • 玄関
  • 窓・ベランダ
  • 階段・廊下

玄関

玄関は、猫が最も脱走しやすい場所です。

飼い主さんが玄関を開けた瞬間に猫が外に飛び出してしまった…

まさか猫が居るとは思わなかった…

と後悔するケースが後をたちません。

重扉になるように脱走柵を設置すれば、外出時や帰宅時の脱走リスクを大幅に減らすことができます。

やむを得ず脱走柵の設置に時間がかかる様でしたら、今すぐできる対策をしていきましょう。

センサーで反応する照明の導入(玄関付近に小窓などがある場合)
照明が付けば、猫が近くにいることに事前に気付くことができます。
チャイムを鳴らしてから玄関ドアを開ける
チャイムの音を聞くと隠れる猫ちゃんは多いです。愛猫が同様な性質の場合は家族にも協力してもらいましょう。
たてになる長さのある物でガードしながらドアを開ける
猫は足元にいますので、人間は腰をかがめてそろそろと入りがちですが、猫は学習しています。実際、肩越しに飛び越えて行ったという声も多いです。猫を傷つけない長い板など(100円ショップのワイヤーネットもアリ)を玄関前に用意して充分にガードしながらドアを開けましょう。

ご家族と同居している場合は、玄関の出入りルールを必ず徹底しましょう。ドアを開ける前に、猫の位置を確認する習慣を付けることが大切です。

窓・ベランダ

窓やベランダも猫が脱走しやすい場所です。

窓から見える鳥や虫を本能で追いかけてしまいますので充分な注意が必要です。

窓には防護ネットや柵を取り付けてガードしましょう。

ねこ初心者さん
ねこ初心者さん

うちの子は網戸を開けちゃうの

網戸をロックできる器具も役立ちます。

設置した防護ネットストッパーは定期的に点検し、破損や緩みがないか確認しましょう。

ベランダからの脱走対策には、高さのあるフェンスや突っ張り棒タイプの柵が効果的です。記事の中でおすすめした以下の「のぼれんニャン」ベランダにも設置可能です。

階段・廊下

階段や廊下は、猫の脱走ルートになりやすい場所です。

玄関やベランダへの侵入を制限するために、あらかじめゲートを設置しておくと良いでしょう。

階段に設置する場合は、登り切った場所ではなく、安全のために必ず階段の一番下に設置しましょう

猫の脱走防止柵以外にできる対策

猫は本能で外に飛び出してしまうことも多いですが、極力、外に興味を持たせないようにすることも大切です。

おうちの中が一番最高の場所だと認識して満足して過ごせるように室内環境を整え、充実させるのが効果的です。

そのためには外に出たいと感じさせない魅力的な室内空間を作ってあげましょう。猫の好奇心を満たす環境が整備されているか確認してみましょう。

  • キャットタワーの設置
  • 窓際の観察スポット
  • 快適な休息スペース
  • 充分な運動や好みのおもちゃ
  • 爪とぎ用品

フェロモン製品を活用すれば、猫はリラックスしてストレスを軽減できます。猫草や猫用ハーブを室内で育てるのも、自然環境の再現としておすすめです。

>>猫を工事音ストレスから守る!騒音対策と怖がらせない7つの方法

猫の脱走防止柵に関するよくある質問

猫の脱走防止柵に関するよくある質問を紹介します。

  • 猫が柵を乗り越えることはある?
  • 柵が猫にストレスを与えることはある?
  • 柵の法的規制や制限はある?

猫が柵を乗り越えることはある?

猫は高いジャンプ力と優れた運動神経を持っているので、柵を乗り越えることがあります。柵の近くに踏み台になる家具がある場合は特に注意してください。知能が高く好奇心旺盛な猫は、抜け道や乗り越え方を自ら学ぶこともあります。

脱走を防ぐには、猫の性格や運動神経に合わせて周囲の環境全体を見直すことが重要です。柵単体ではなく、部屋全体のレイアウトや、愛猫の行動パターンに合わせた脱走防止対策を心がけましょう。

柵が猫にストレスを与えることはある?

柵の設置は猫の行動範囲を制限するため、ストレスを与えることがあります。以下のような行動があらわれる場合もあります。猫が新しい環境に慣れる時間には個体差がありますのでゆっくり見守りましょう。

  • 過剰に鳴く行動
  • 柵への攻撃的な行動
  • 食欲低下

» 猫のストレスサインの見分け方

柵があれば絶対に脱走を防げる?

脱走防止柵は、猫の脱走を絶対に防げるものではありません。

柵を設置した後も、開閉時などに猫が一緒に通過していないかなどの注意が必要です。

また、開閉の頻度や使用年数により、突っ張りのゆるみやズレが出てくる場合があります。定期的に確認することが必要です。

脱走柵の近くに、うっかり段ボールや足場になるものを置くと、猫がそれらを足場にして乗り越えることができますので注意が必要です。

まとめ

猫の脱走防止柵を設置することは、猫の安全を守るために欠かせないものです。

100円ショップなどで材料を組み合わせて済まそうする方もいますが、私は経験上おすすめしていません。

脱走柵は猫の命を守るものです。後悔しても後の祭りです。

価格よりも品質を重視して選びましょう。

多少高額でも、長期的な安心と満足を得られる柵が理想です。安い買い物ではありませんが、贅沢品ではなく、大切な家族を守る投資です。

品質の良いものを選べば何年も長く使え、猫の脱走リスクを大幅に減らすことができます。飼い主さんの心理的負担も大幅に減ることでしょう。

定期的に柵の状態を確認することも忘れないでください。

脱走柵にプラスして、猫が室内で満足して暮らせる様に環境整備もしてあげるのがおすすめです。ご家族がいる場合は、全員で確認し合える体制を整え、猫の安全を守りながら快適な生活を実現していきましょう。
» 猫を飼う準備と必要なものリスト