うちの猫は猫缶が好きだから水銀の害がとっても心配なの…
日本の猫は魚を食べる機会が多いので、水銀の害について心配になりますよね。
特にウエットフードにはマグロやカツオなどの魚味が多いですし…。
この記事では、京都大学とアメリカの機関が猫と水銀について調べた研究結果をもとに「猫と魚と水銀の関連性」についてご説明していきます。
あなたの愛猫の水銀濃度が分かるアイテムもご紹介しますので気になる方はチェックして下さいね。
この記事を最後まで読んでいただくと以下のことが分かります。
- 猫は水銀中毒にならないのか?
- 安心できる与え方
- 与えて大丈夫な魚/避けるべき魚
- そもそも猫はほんとに魚が好きなの?
最後まで読んでいただくと、猫に安心して魚を与えられるようになりますので、ぜひ読んでくださいね。
★著者のプロフィールが気になる方はこちらをチェックして下さい。
→ペット用品店勤務 TOMOMIの詳しいプロフィール
猫の水銀中毒の現状
1940年~50年代にかけて、水俣の漁村で水銀汚染された魚を食べていた猫が相次いで亡くなってしまったという悲しいニュースがありました。
>>【朝日新聞】「猫てんかんで全滅」水俣で最初に現れた異変
(※映像はショックを受ける可能性もありますのでご注意下さい)
上記の悲しいニュースから数十年経ちますが、水銀中毒になった飼い猫は1件も報告されていません。
とは言え、キャットフードには水銀に関する基準値がないの。だから、どれだけ魚を与えると危険なのか分かってないの…。猫は体が小さいし心配になるよね…
日本では、妊婦に魚の水銀中毒の対策として摂取基準値があります。
>>(厚生労働省)妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項
京都大学とアメリカの研究
ペットと水銀について、京都大学とアメリカで2つの研究が行われました。
- 2015年 京都大学の研究
- 猫の病気と水銀の関係について研究。
動物病院に来た病気の猫と健康な猫100頭の被毛から水銀濃度を調査。
【研究結果】
100頭のうち2頭が暫定値の水銀濃度をオーバーしていたが、水銀中毒の症状はなし。
100頭のうち3頭が水銀中毒特有の精神神経系疾患があった。しかし暫定値の水銀濃度には達していなかった。口内炎があった。普段からウエットフードを食べていた。
(猫に水銀を過剰摂取させた実験で口内炎ができたという論文はなし)
- 2016年 アメリカ の研究
- Animal Feed Science and Technology の研究。
ぺットフードには魚が多く含まれているので、高濃度の水銀が含まれている可能性があるという仮説を検証。
犬と猫のフード(ドライ&ウエット)101個の水銀濃度を調査(猫47個、犬54個)。
危険濃度が分かっているカワウソの数値(100ng g−1)を基準値として設定(カワウソは魚だけを食べるから)。
【研究結果】
101個のペットフードのうち14個が基準値(100ng g−1)を超えていた。
基準値(100ng g−1)を超えていたフードの主成分は魚だった。
魚を含む食品は濃度が高かった。
- 人間だけでなく猫も水銀中毒になった事実がある
- 飼い猫で水銀中毒になった猫はいない
- 大型魚ほど水銀が蓄積しやすい
- 大型魚が主原料のウエットフードは他のフードより水銀量が多い
- 飼い猫で水銀数値が高い猫はウエットフードを食べていた
- 被毛中の水銀濃度と病気の関連性は分かっていない
猫を水銀から守る方法
このまま猫缶を与え続けていいのかな…
明確な研究結果は出ていないけれど、過剰に心配する必要はないと思うの。
食物連鎖の関係から、大型海水魚は水銀の蓄積が多いことが分かっています。
また、豚肉、牛肉、鶏肉のウエットフードやドライフードと比べ、マグロ、カツオを主原料としたウエットフードの水銀濃度が高いことも分かっています。
とは言え、何十年もの間、飼育されている猫で水銀中毒と診断された猫は1件も報告されていません。
また、飼っている猫に毎日毎日、マグロやカツオなどの魚だけを与え続けるケースはほぼ無いと思うからです。
大丈夫かな…と思いながら与えるのは落ち着かないですよね。
心配な場合は以下の対策をおすすめします。
- マグロやカツオ(大型魚)だけを与え続けない(定期的に肉などに種類をかえる)
- 毎日、大量に与えない
- 魚味のドライフードにする
- 口内炎ができたら念のため動物病院に相談する(※猫に水銀を過剰摂取させた実験で口内炎ができたという論文はなし)
- 水銀濃度を検査する
心配のあまり、魚が大好きな愛猫から好物を奪ってしまうのも可哀そうな話ですので、今の健康状態を把握しておくと安心できます。
毛をひとつまみ送るだけで猫の体内にある水銀の蓄積量が分かるキットがあるので試してみるのも良いと思います。
この技術も大学の研究(大阪公立大学)から誕生し、猫の健康管理に貢献してくれています。
猫が魚を好きでよく食べる2つの理由
猫は肉より魚が好きだからリスクは仕方ないのかな
猫の食事といえば魚を連想する方も多いですが、実は世界的には肉好き猫の方が多いんです。
長年の日本人の食文化に影響されている
え!?マグロやカツオ味のフードって多いよね
猫=魚好きというイメージの強い日本には、猫缶やおやつに魚味の物も多く、猫もその味に慣れている子が多いです。
海外製の缶詰にもツナ味などがありますが、キャットフード=魚味のイメージがあるのは日本特有のものと言えそうです。
古来から日本では肉よりも魚を中心に食べてきたので、猫も魚を与えられていました。長年の日本人の食文化に影響され、「猫は魚を食すもの」という先入観が引き継がれているのです。
ヨーロッパでも港町の猫たちは魚を食べてきた歴史から魚を好むといわれていますが海外のキャットフードをみると圧倒的に肉のものが多いです。
猫の食の好みは3か月で決まる
俺も魚は嫌い。だんぜん肉派だぜ
茶トラ君、みんなと同じフードを食べてくれないから困るのよね…
猫にも「おふくろの味」があると言われています。
生後半年ごろまでに食べていた物(味)を成猫になっても好む傾向にあるのです。
ですので、子猫の頃に魚を食べていなかった子は、日本で暮らしている猫だとしても魚よりも肉を好むと言われています。
子猫の頃に色んな味を与えておくことも意外に重要!
我が家は多頭飼いだけど、みんなと同じ味を食べてくれなくて困るし、災害時にも選り好みしそうで心配…
猫に魚を食べさせるメリット
水銀のリスクを心配してしまう方もいるかもしれませんが、猫に魚を食べてもらう大きなメリットも、もちろんあります。
魚の脂に含まれるDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、猫の健康を支える重要な栄養素です。
猫は自分の体内でオメガ3脂肪酸を作れないので食事から摂り入れる必要があります。
脳や神経の発達、関節の抗炎症作用や健康維持、腎臓などの機能が低下するスピードを緩やかにする作用、中性脂肪を正常に保つ、心臓などの循環器の負担軽減なども確認されていますので、特にシニア猫は定期的&積極的に摂り入れたい栄養素なのです。
いわゆるプレミアムフードと呼ばれるご飯には最適なバランスで配合されているものが多いよ。だてにプレミアムじゃないってこと!
なるほど。そう考えると、フード選びって大切だな
猫に食べさせてもいい魚
魚好きな日本の猫は多いですが、食べさせていい魚と避けるべき魚があります。
適切な魚を選んでバランスの取れた食事を心がけてあげましょう。
猫に与えても大丈夫な魚の具体例は以下のとおりです。
- マグロ
- カツオ
- サーモン
- タイ
- ヒラメ
- カンパチ
マグロ
猫にマグロを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
マグロには豊富なタンパク質と健康的な脂肪、ビタミンB群も含まれています。
毎日、大量のマグロばかり与え続けると、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性がゼロとは言えません。また、生のマグロ(お刺身)を与える場合は寄生虫のリスクも考慮しなければなりません。
過剰摂取や品質管理には十分注意しましょう。
カツオ
猫にカツオを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
カツオには豊富な栄養がありますが、特にビタミンB群が多く含まれています。そのほか、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸も含まれてます。
毎日、大量のカツオばかり与え続けると、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性がゼロとは言えません。また、生のものを与える場合は寄生虫のリスクも考慮しなければなりません。
過剰に食べさせると栄養のバランスを崩す可能性があります。猫の健康を維持するために、バランスの取れた食事の一部やおやつとして適切な量を心がけて与えるようにしましょう。
サーモン
猫にサーモンを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
サーモンはDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸も含まれています。高品質なタンパク源として知られていてキャットフードの原料に使われていることも多いです。
サーモンは養殖されているものが多いので、アニサキスなどの寄生虫のリスクは低いと言われていますが、安全に食べるためには加熱してから与えると良いでしょう。
サーモンのどの部位でも猫に与えることができますが、消化管を傷つけてしまう恐れがあるので、頭・ひれ・骨は取り除いてあげてください。皮も食べられますが、お腹が弱い子は取り除いてあげると良いでしょう。
脂質が多いため、過剰摂取は肥満の原因となる可能性があります。与える量は適切に管理しましょう。
タイ
猫にタイを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
タイはタンパク質とオメガ3脂肪酸が豊富でありながら脂肪は少ない魚です。
天然のタイにはアニサキスがいる可能性があるので、生食で与える場合は天然のものは避けて、養殖のタイにしましょう(養殖はアニサキスの存在は極めて低い)。
茹でる、焼く、蒸す調理であれば、天然のタイでもアニサキスの心配はありません。
茹で汁も猫に与えることができるので猫は2重に喜んでくれるかもしれません!
タイの骨は細かいので、消化管や内臓へダメージを与えないように、頭・ひれ・骨は取り除いてあげてください。
身は細かくほぐしてから与えましょう。
ヒラメ
猫にヒラメを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
ヒラメは高タンパク質・低脂肪でオメガ3脂肪酸も含んでいます。
ただし、生で与えることは避け、必ず加熱してから与えて下さい。焼く・蒸す・茹でるなどをして与えましょう。
ヒラメには小さな骨が多く含まれているため、猫に与える前に骨をしっかりと取り除く必要があります。骨が猫の喉や消化器官に問題を引き起こす可能性があるためです。
カンパチ
猫にヒラメを与えても問題ありません(毎日、大量に与えないこと)。
カンパチはぶり科の魚でタンパク質が豊富です。
養殖のものが多いのでアニサキスの心配は少ないです。そのため、新鮮な養殖のカンパチなら生で与えても大丈夫ですが、より安全に気を配るなら、焼く・蒸す・茹でるなどをしてから与えましょう。
猫に与えるのを避けたい魚
猫に与えると消化器系の問題やアレルギーのリスクが伴う恐れがある代表的な魚介類は以下のとおりです。極力与えないようにしましょう。
- イワシ
- サバ
- タコ
- カニ
- エビ
- アワビ
- イカ
イワシ(=青魚)
イワシ(=青魚)を猫に与えるのは避けた方が良いでしょう。
与えたらすぐにどうにかなってしまうものではないので、少量食べたくらいで病院にかけこむ心配はありませんが、青魚を常食すると、黄色脂肪症(イエローファット)という病気の発症リスクが高まるとされます。
また、イワシはマグネシウムが豊富です。マグネシウムの多い食事は尿石症の要因にもなります。
青魚(背が青い魚)に含まれる不飽和脂肪酸の過剰摂取が原因といわれています。皮膚の下に硬いしこりができる、歩行異常、食欲減退などが起きます。
マグロやカツオも背が青いから青魚じゃないの?
青魚は一般的に背の青い魚をさしますが、水産庁によると明確な定義はありません。
マグロやカツオも見た目は背が青い魚ですが、一般的には「赤身の魚」に分類され、青魚と呼ばれる部類には入っていません。
とは言え、前述したとおり、マグロも毎日、大量に与えるような常食は避けましょう。
サバ(=青魚)
サバも青魚に分類されますので与えるのは避けた方が良いでしょう。
少量与えたとしても、すぐにどうにかなってしまうものではありませんので、病院にかけこむほどの心配はありませんが、青魚を常食すると、黄色脂肪症(イエローファット)という病気の発症リスクが高まるとされます。
イワシ同様、サバもマグネシウムが豊富です。マグネシウムの多い食事は尿石症の要因にもなります。
イカ
生のイカを猫に与えるのは避けましょう。
「猫がイカを食べると腰を抜かす」っていう話を聞いたことがあるわ
生のイカには、ビタミンB1分解酵素がありますので、猫がイカを食べると体内のビタミンB1を分解してしまいます。
ビタミンB1が欠乏すると足が麻痺したりふらついたりします。これらの症状が「猫がイカを食べると腰を抜かす」という表現につながっているのでしょう。
加熱されたイカにはビタミンB1分解酵素は無いので与えても大丈夫ですが、消化が良くないので、与えるなら小さくしたものを少量だけにしましょう。
タコ
タコを猫に与えるのは避けましょう。
生タコ、加熱したタコ、どちらも猫に与えるのはNGです。
タコの肉は猫にとって消化しづらく、胃腸につまるなど消化不良をおこす可能性があります。
イカと同様、タコにもビタミンB1分解酵素がありますので、猫がタコを食べると体内のビタミンB1を分解してしまいます。
ビタミンB1が欠乏すると足が麻痺したりふらつく症状が出ます。さらに重症化する恐れもあります。
少量、間違って食べた程度なら急いで動物病院にかけこむ必要はありませんが、常食している、大量に食べた場合は注意深く観察し、病院へ相談しましょう。
カニ
カニを猫に与えるのは避けましょう。
カニにもビタミンB1分解酵素がありますので、猫がカニを食べると体内のビタミンB1を分解してしまいます。ビタミンB1が欠乏すると足が麻痺したりふらつく症状が出ます。
さらに重症化する恐れもあります。
加熱されたカニにはビタミンB1分解酵素は無いので、少量与えても大丈夫ですが、甲羅や筋が混じっていて猫の口や消化管を傷つけてしまう可能性もあるので、小さくほぐす等、注意して与える必要があります。
最も危険なのは、毒を持つカニも存在することです。加熱しても毒は消えませんので、猫の健康を守るためには、安易に野生の生き物を食べさせないことも重要です。
エビ
エビを猫に与えるのは避けましょう。
エビは消化に悪いので猫が消化不良を起こす可能性があります。
また、エビにもビタミンB1分解酵素がありますので、猫がエビを食べると体内のビタミンB1を分解してしまいます。ビタミンB1が欠乏すると足が麻痺したりふらつく症状が出ます。
さらに重症化する恐れもあります。
加熱されたエビにはビタミンB1分解酵素は無いので、少量与えても大丈夫ですが、甲殻類であるエビの殻は猫の口内、内臓や消化管を傷をつける可能性もあります。与える際は、蒸す、焼く、茹でるなどの加熱調理をし、殻や頭部、尾部を取り除きましょう。
あわび
猫にあわびを与えるのは避けましょう。
「猫がアワビを食べると耳が腐る」「耳が溶ける」という話も聞いたことがあるわ
猫にあわびを食べさせると、光線過敏症という皮膚の病気になることがあります。
原因は、あわびに含まれている毒素が皮膚の炎症を引き起こすためです。
猫の耳は突出していて、皮膚も薄いので、他の部分より光の影響をうけやすいため、症状が強く出ます。炎症が起こった耳を痒くて猫がひっかくと皮膚組織がボロボロ落ちてくるのです。耳が落ちるほど掻きむしるその様子が「腐る」とか「溶ける」と表現されているのでしょう。
猫に魚を食べさせるときの注意点
猫に与えても大丈夫な魚でも、間違った与え方をすると、猫の健康を害してしまう原因にもなり得ます。与える際に注意しておきたい点をあらためてご説明しておきます。
- 鮮度が落ちた魚は与えない
- 加熱する
- 寄生虫に注意する
鮮度が落ちた魚は与えない
言うまでもないかもしれませんが、鮮度が落ちた魚を猫に与えるのは避けましょう。
鮮度が落ちた魚は食中毒を引き起こし猫の健康を損なうリスクが高いです。病原菌がしている可能性もあります。
酸化した脂質が胃腸の問題を引き起こす可能性も否めません。
鮮度が落ちた魚は猫の健康維持に適していませんので、魚が新鮮であるか確認してから与えましょう。
加熱する
少量なら生でも与えて大丈夫な魚はありますが、焼く・蒸す・茹でるなど加熱した方が安心です。
生魚の中にはビタミンB1を破壊する酵素が含まれている場合があり、猫の体内のビタミンB1を消滅させてしまいますが、魚を加熱すると酵素の活動を止めることができます。
加熱することで、アニサキスなどの寄生虫や細菌を死滅させ、猫の健康を守ることもできます。
寄生虫に注意する
猫に魚を与える際はアニサキスなどの寄生虫に注意が必要です。
養殖の魚は餌の関係でアニサキスは、ほぼいないと言われていますが、天然の生魚には寄生虫が含まれることが多く、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
アニサキスは70度以上の加熱処理で死滅します。魚は中心部までしっかりと加熱することが大切です。
加熱後は自然に冷ましてから与えましょう。スパイスや調味料は使用せず、素焼きや茹でる方法がおすすめです。
主食にしない
猫が大好物だとか、猫に与えても大丈夫な魚だと分かったとしても、毎日の主食に魚だけを与えていると栄養が偏ってしまいます。必ず栄養バランスの取れた総合栄養食のキャットフードか専門家に相談した上での手作り食を与えるのが安心です。
魚そのものを与えたい場合は、おやつやトッピング程度にしておくのがおすすめです。
おやつを与える場合は1日の総カロリーの20%以内が理想とされています
まとめ
- 人間だけでなく猫も水銀中毒になる
- 飼い猫で水銀中毒になった猫はいない
- 大型魚ほど水銀が蓄積しやすい
- 大型魚が主原料のウエットフードは他のフードより水銀量が多い
- 水銀数値が高い猫はウエットフードを食べていた
- 毎日、大量に食べない限りは神経質になる必要なない
- 魚のフードを食べさせるのは危ないという話ではない
- 被毛中の水銀濃度と病気の関連性は分かっていない
猫も水銀中毒になる可能性があることが分かりました。
また、大型魚が主原料のウエットフードは水銀値が高いことも分かりましたが、飼い猫で水銀中毒になった猫は1件も報告されていませんので、毎日大量に与え続けなければ問題ないと思われます。
心配な場合は現在の水銀濃度を把握しておくのもおすすめです。
また、猫に魚を安全に与える際には適切な種類の魚を選び、正しい方法で調理することが大切です。
猫に食べさせてもいい魚の一例は以下のとおりです。
- カツオ
- マグロ
- サーモン
- タイ
- ヒラメ
- カンパチ
一方で、イワシやサバなどの青魚、イカなどは避けましょう。
与える際には鮮度の高い魚介類を選び、加熱調理して寄生虫のリスクを減らすことも重要です。
注意点を意識し、魚の栄養を効果的に与えることで愛猫の健康を保っていきましょう!
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