蚊に悩まされる季節になりました。
たかが蚊だと甘くみてはいられません。
ペットが蚊に刺されると死に至る恐ろしい病気に感染することもあります。
わが家の猫ナナはベランダで外の風に当たるが大好きなのですが、耳を蚊にさされてしまったので急いでペット用の蚊取り線香「ペット用 アース渦巻」を買ってきました。
(ベランダは猫が絶対外に出られない作りになっています)
ペット用の蚊取り線香を買ってきましたが、今更ながら疑問が。
・パッケージが大型犬のイラストだけと猫も使って大丈夫なの?
・ペット用と人間用の蚊取り線香は何が違うの?
不安になったのでお客様相談室に電話してみました。
ペットの虫除け対策に悩んでいる方やペット用の蚊取り線香と人間用の違いが疑問な方の参考になれば嬉しいです。
猫やペットを蚊から守るべき理由 昼間も夜も冬も油断大敵
ベランダで毛づくろい中なのニャ
わが家の猫ナナは生まれてからずっと外の空気を知らなかったのですが、このベランダができて、初めて外に出るようになりました。それからはベランダが大のお気に入りで家族の中で一番のベランダユーザーです。
気の済むまで遊ばせてあげたいけれど、気になるのが虫刺されです。
うっかり耳を蚊に刺されてしまい、しばらく赤く痒そうにしていて申し訳ないことをしてしまいました。
油断していたのですが、蚊は夜だけではなく昼間もいるのです。
夜行性と昼行性の2種類いるそうです。
さらに、蚊の中には低温に強い、冬でも活動する種類もいるんです。
日本に生息する蚊には、主にアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)の3種類がいます。
蚊の主な食べ物は糖分で、普段は花の蜜などを吸って生活していますが、産卵期になるとメスのみが栄養源として吸血します。
蚊は、人やペットの呼吸やニオイ、体温などを感知して寄ってきます。
アカイエカは夕方から夜、ヒトスジシマカは昼から夕方にかけて吸血します。
参照:アース・ペット株式会社ホームページ
犬の病気で有名な、蚊を介して感染するフィラリアという病気があります。
突然呼吸困難になり死亡してしまうくらいにおそろしい病気です。
かかってしまったら現段階では残念ながら治療法が確立されていないという恐ろしい病気なので、予防として犬は毎年薬を摂取することが一般的です。
このフィラリア、散歩に行く犬だけがかかると思われていますが、完全室内飼いの猫にもフィラリアはあるので油断大敵です。
室内にいても、フィラリア幼虫を吸血した蚊に刺されて猫の体内に侵入してしまうケースが多いのです。
(猫の場合、死に至るまでの重症化は少ないそうです 2020年7月 獣医師に確認済み)
※以下閲覧注意(寄生虫の模型写真なので苦手な方はスルーして下さい)
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動物病院で見せてもらいました。
こんなのが可愛い猫ちゃんにいたら大変です、、、
ゾッとしますよね。
たかが蚊だと甘くみていられません。
蚊はちょっとした隙間から室内に侵入してきます。
人間や洗濯物について室内に入ってきてしまうことも多いです。
ですので、普段から猫ちゃんが虫に刺されない様に気を配ってあげることが飼い主の大切な役目になってきます。
ペット用蚊取線香 アース渦巻を購入したみた
蚊取線香と皿がセットになっているのですぐに使えます。
猫が耳を刺されてしまったのを発見して、すぐにホームセンターに行って虫除けを探しにいった所、すごく沢山あって面くらいました。
しかも「最強」とか「速攻効く」とか、なんだか強力そうなモノばかりです、、、
こんなに強力そうなモノを犬と猫がいる我が家で使って大丈夫なの!?
と不安になってしまいました。
店員さんに聞いてみたのですが、「ん~ どうなんでしょうね、、、」と頼りない回答だったし手ぶらで帰るのも嫌なので、とりあえず「ペット用 アース渦巻」を購入してみました。
とは言え、不安もありました。
「ペット用」と書いてあるけれど、パッケージは大型犬ゴールデン・レトリバーのイラストです。
それに、家に帰って早速使ってみたら犬(大きいヨークシャーテリア6.5キロ)がクシャミを連発するので心配になってきました。
この時、猫は室内で爆睡中。
体が小さい猫にも大丈夫なの!?
そもそも、人用とペット用の蚊取り線香って何が違うの!?
既に買ってきてしまいましたが、不安なので販売者のお客様相談室に電話してみました。
ペット用蚊取線香アース渦巻 お客様窓口に聞いてみた
アース・ペットお客様窓口に電話をかけてみました。
女性の方が対応してくれました。
(以下、対応してくれた際のメモをもとに文章にしてますので一字一句同じ文言ではありません)
回答「犬・猫に害がないと確認出来ていますので大丈夫です。」
回答「あぁ、そうですか、、、安全性が確認できているものですが、
合わない子もいるとは思いますので成分を獣医さんに見せて相談してみて下さい。
成分はアレスリンという、ピレスロイド系という有効成分で出来ています。
口に入っても大丈夫なものです。」
回答「会社が違うので詳しいことはご案内できませんが、
一般的にご案内しているのは、法律の区分が違うということがあります。
ペット用の商品は農林水産省が管轄で、ペットへの安全性データや効力を提出して
動物用医薬部外品として販売しています。
一方、人間用の商品の管轄は厚生労働省なんです。」
アース製薬のグループですが、ペット関連商品はアース・ペットという別会社です。
回答「そうですね。成分がペットへ害を与えないという安全性と効果があることを確認しているということです。あと、ペットがいる空間ということを考慮した香りにしています。」
回答「蚊取りマットは室内用ですが、蚊取り線香は屋外で使うことも想定しています。蚊取り線香は風向きによっても違ってきます。
煙が届く所は成分が効いています。
蚊取りマットは換気状態などによって4.5帖~8帖程です」
回答「それは、、、、分かりません。。。
成分がペットに害を与えないことは確認できていますが、、、
獣医さんにご相談下さい」
確認したことを簡単にまとめておきます。
①人間用のものもペット用どちらもピレスロイド系の成分でできており、ペットに害はない。
②香りが気にならなければ、わざわざペット専用のものを買わなくてもよい
③蚊取り線香を使ったことでクシャミなど反応が起きた場合は、その子が特定の成分に対してアレルギーを持っている可能性もあるので、成分表を獣医に見せて相談する。
ピレスロイド系 ペット用蚊取線香アース渦巻 猫の反応
火を見るのと煙の出るモノが初めてだった為、ナナは最初はかなり警戒していました(我が家はIHなので火を知らないのです)。
腰がひけた状態で見ていましたが、犬の様にクシャミも出ません。
逃げることもありません。そのうち、蚊取り線香の存在自体を無視して、いつもの様にくつろぎ始めました。
猫さん、蚊取り線香は大丈夫の様です!
一安心!
お客様相談室の方も言っていましたが、商品には「ペットにやさしい香り」と書いてあります。
たしかに昔実家にあった蚊取り線香と比べるとツンとした香りは無い気がしますが、けっこう煙いです。
ベランダは2階にありますが、1階の玄関まで匂います。
あと、私はアレルギー持ちのせいか、煙で鼻がムズムズします。
目も少し痒い気がします。
やはりアレルギーのあるペット(人)には刺激を感じると思います。
なので、ペットちゃんが大丈夫そうに見えても、少し離して置いた方が良いと思います。
風向きにも注意してあげて下さい。
煙が気になる方は電気式の蚊取りマットの方を使うのも良いかもしれません。
最後に
猫もフィラリアにかかる可能性はありますし、かかってしまったら残念ながら治療法が無いので、蚊対策をしてあげることは非常に重要です。
蚊取り線香は人間用のものもペット用どちらもアレスリンという、ピレスロイド系の成分でできており、ペットに害はありません。
香りが気にならなければ、わざわざペット専用のものを買わなくてもよいことも分かりました。
ただ、蚊取り線香を使ったことでクシャミや何か反応が起きた場合は、その子が特定の成分に対してアレルギーを持っている可能性もありますので、成分表を獣医に見せて相談してみて下さいね。